Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

将来の目標達成への実感と共に歩む学生生活

2018.01.17

鉾立 春響 【平成28年度受賞】

医学部 医学科

私は社会のことをあまり知らずに九州大学へ進学し、漠然と途上国支援に携わりたいという考えはありましたが、具体的なイメージはあまりありませんでした。ところが、入学後、様々な場面でご活躍されている方の話を聞きに伺い、現代の世界がどのようになっているのかの情報を入手してみると、意外にも世界で活躍されている日本人が多くいることに驚かされました。それだけではなく、実際に社会問題に対して行動を起こしている大学生までいることも知りました。

小さなキッカケから自分の将来の目標を「発展途上国の乳幼児死亡率の低下」に定め、関連する勉強会やイベントに足を運ぶと、次から次へと機会が繋がっていき、どんどん目標に向かっている実感が持てました。そんな中挑戦した山川賞への応募・合格を経て、自分に自信がついたと共に奨励金によって遠方への活動・参加も可能になり、培ったネットワークは全国、そして海外へ広がりつつあります。

今度は実際に途上国の現場を見に行く予定でありますが、そこまで踏み込んだ学生生活を送ることが出来るのも、山川賞のおかげです。支えてくださる数の多くの方への感謝を忘れず、自分の目標達成に必要なことにはとことん挑戦していこう、と決意を新たにする一年となりました。

写真上 第七回日中韓国連ユースフォーラムの集合写真。前列中央右が私です。
写真下 STUDY FOR TWOの支援先であるラオスの小さな村の子どもたちに文房具を届けている様子。右が私です。