Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

夢への自信

2018.05.15

宝蔵 花穂 【平成29年度受賞】

21世紀プログラム

 昨年の9月に山川賞を受賞し、私の夢に対する自信は大
きく変わりました。私にとって山川賞に挑戦することは、
自分のこれまでの活動の総まとめであり、また次のステッ
プへと進むきっかけでもありました。「経済開発と環境問
題の間に立つゼネラリストになる」という目標を口に出し
て伝えるうちに、壮大すぎるのでは?という自分自身への
疑いの気持ちが段々と前向きなモチベーションに変わって
いった気がします。
 私は山川賞を通した受賞者の方との繋がり、九州大学の
イベント参加といった、互いを鼓舞し切磋琢磨する機会・
仲間が増えたことを嬉しく思います。
 受賞後は部活動と並行して、NGO団体の支援を受けニュ
ーヨークで行われた国際会議に参加したり、ラオスからの
留学生の方と共に現地調査を実施する計画を立てたりと、
充実した日々を送っています。卒業研究では、21世紀プロ
グラムの学際性や自由度を生かしつつ、開発経済学と環境
経済学の両面からラオスにおける有機農作物の普及につい
て調査する予定です。
 また今後は国際機関とJICAの共同主催で行われるエコノ
ミクス養成プログラムへの参加、環境海外インターンシッ
プへの挑戦も考えています。常にアンテナを高く持ち、幅
を広げられるチャンスがあれば積極的に行動していきたい
です。
 最後になりましたが、山川賞という素敵な繋がりを与え
てくださった寄附者の皆様に改めて感謝申し上げます。

【写真:上】名古屋にて行われたチアリーディング全国大会にて
      (前列の左から4番目が宝蔵さん)
【写真:下】ニューヨークで行われた国際会議
      「International Conference on Sustainable Development」にて