九州大学は、明治44(1911)年、20世紀の日本を担う拠点大学として設立され、平成23(2011)年に百周年を迎えました。「知の新世紀を拓く」のスローガンのもと、各種の百周年記念事業を進めているところです。九州大学の百周年を象徴するロゴマークには、「九大百年」書と百周年事業シンボルマークの2種類があります。
2つのロゴマークを使った展開には、大きく分けて4つのパターンがあります。
④「九大百年」書と百周年記念事業シンボルマークの組み合わせ
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「九大百年」書
九州大学の百周年は、百周年を節目としてこれまでの誇らしい歴史を再認識し、日本の、アジアの、世界の指導者たるべき自覚を持って新たな百年を切り拓いていくことを宣言するものです。そこで、「九大百年」書については、百周年を一過的な記念祝賀にとどめず、「九大百年」として今後の百年に立ち向かう決意を表明するものとしています。2011年1月から、記念式典が開かれる5月まで、百周年記念事業を盛り上げ、百周年記念行事等を学内外に広く訴え浸透させるために使用しています。
デザインコンセプト1:「威風堂々」
- 先人たちの輝かしい足跡に思いを馳せ、幾多の社会問題にもたじろがず、広大な知の地平に未来を信じ、胸を張って困難に立ち向かう様をイメージし、デザインの基本方針を「威風堂々」としました。
デザインコンセプト2:「+(プラス)九大」
- 九州大学は、研究、教育、社会連携、国際貢献の基本的な使命を果たし、その成果は広く社会に通じています。九州大学が加わることによって新たなフィールドが開かれる、という価値の概念を定着させます。+(プラス)九大は外との関係を積極的にアピールするものです。
デザインイメージ
- デザインコンセプトに沿って、「九大百年」は真っ向大上段から正統な表現であるものと考え、書を用いることとし、伊都キャンパスや九州大学病院の記銘サインの題字を書いていただいた柿沼康二氏に依頼しました。柿沼康二氏は、1970年生まれの日本を代表する書家であり、伝統を踏まえながら力強い書の境地を拓いています。「九大百年」書には、横組と縦組があります。いずれも清廉の中にも気力がみなぎる書となっています。
百周年記念事業シンボルマーク
九州大学百周年のスローガンである「知の新世紀を拓く」をテーマに、未来への無限大の可能性とダイナミズムが表現されています。2007年12月から、百周年記念事業の一環として展開される様々な媒体や百周年記念行事等を表すもの(クレジット)として使用されてきました。
モチーフは「知恵の輪」
- 「知」の象徴としての知恵の輪は、非常に長い歴史を持ち、あらゆる地域、文化圏の中で独自の発達を遂げ、子どもから大人まで幅広く親しまれてきたものです。百周年シンボルマークは、知恵の輪を構成するパーツが「100」を連想させる形に並び、さまざまな角度から見た三次元のバリエーションを生み出します。絡み合った輪が象徴する困難な課題を解決に導く多様な知性が、動的な知恵の輪の造形に込められています。
- 空間の中にさまざまな角度で現れるメタリックな2つの輪は「∞(無限大)」の可能性をイメージさせ、中央の九州大学カラーの輪は、変化する多様な「知」の可能性をつなぎ、新たな知を生み出す媒介者としての役割を象徴しています。
バリエーションの使用
- シンボルマークを一種類に固定するのではなく、色々な角度から見た三次元の知恵の輪をサブタイプとしてバリエーション展開できることが特徴です。こうして多面的な視点、多様な知性、そして躍動するダイナミックな大学の姿を表現します。
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百周年のロゴマークを使用されたい方は、下記のページから申請してください。
百周年のデザイン広報については、下記の関係者によって推進しています。
総合ディレクター
「九大百年」書
百周年記念事業シンボルマーク
デザイン・広報・社会連携部会
- 石村眞一・髙田仁・佐藤優・森田昌嗣・脇山真治・都甲康至・清須美匡洋・落合英俊・島村富雄・市山郁生・福島泰
九州大学総務部百周年記念事業推進課
九州大学広報室
九州大学創立百周年記念事業の一環として行う事業を明確にするため、また、行われている事業を内外に表示して頂くために、各事業の表示については一定のルールの下に「冠」を付すこととしています。
各事業については、総務部百周年記念事業推進課に事前に申請をしてください。