九州大学初代総長 山川健次郎
明治44年(1911年)、当時の福岡医科大学に工科大学を合わせ、総合大学としての九州帝国大学がスタートしました。この時、初代総長に就かれたのが山川健次郎先生です。
本学が平成23年(2011年)に創立百周年を迎えたことを記念し、山川先生の胸像が、出身地である福島県会津若松市から寄贈され、伊都キャンパスに据えられました。
このたび、山川初代総長について、本学学生、教職員をはじめ、皆様に広く紹介するための小冊子を作成しましたので、ご紹介します。
小冊子「九州帝国大学初代総長 山川健次郎」
内容
・目次
・はじめに
・山川健次郎 年譜
・山川健次郎初代総長訓示
・九州帝大の創立と初代総長
−学生への強い思い胸に、「重石」担う
医・工科のバランス重視、真の総合大学づくり
・国家のための学問と学問の自由
−「吾人は学問の独立を期す」に至極同意
−「士」の精神で学に励み、智を研け
・山川健次郎の教育理念とその実践
−広い教養と高い専門性を 学生と直接交流、愛情を注ぐ
・山川健次郎とその時代
四つの時代、三つの戦争を生き抜き、「白虎隊」総長、大学の「自治と自由」築く
・物理学者・山川健次郎
日本に「進取の気質」と熱血教育「山川人脈」−ノーベル賞受賞者連なる
インタビュー 有馬朗人元文相
米国の意欲を学び、「新鮮さと勢い」を日本へ
コラム 山川先生のX線発生実験
・山川健次郎言責問題
門司駅員の引責自殺と顕彰碑建立、鋭く批判
「不敬の追求」を一蹴 明治最後の重大事件へ発展
・九大百年 年譜
・あとがき(誇りを持って語り継ぐ)
(A4 27ページ カラー版)
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