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感謝の集いを開催しました

2022.11.30



九州大学基金では、11月5日に多大なるご支援を頂いた寄附者の皆さまをお招きし、感謝の集いを開催いたしました。

※なお、2023年より、当該年度にはじめて功労賞以上になられた方、その他所定の基準に達せられた方が対象となります。

コロナ禍で近年中止が続いておりましたが、平成29年度以降久々の開催となります。

今回は40名の寄附者の皆さまにご出席いただきました。


冒頭、総長の挨拶に始まり、本学が今後10年間の大学の方向性、方針を示した「Kyushu University VISION 2030」の紹介を行いました。

続いての古屋ファンドレイジンググループ長の九州大学基金の状況についての報告では、コロナ禍で渉外活動が減り、寄附金が過去に比べ思うように集まらなかったものの多くの方からご支援頂けたこと、一方でコロナ禍の緊急学生支援プランでの九州大学基金からの拠出についてのご報告といった活用、九州大学基金で行ったこれまでの学生支援の状況、新しい寄附メニューのご紹介などを行いました。


研究者・学生等活動報告は以下の5名から行いました。


〇研究者からの報告

日下部 宜宏(農学研究院 教授)

西田 基宏 (薬学研究院 教授)

山西 陽子(工学研究院 教授)


日下部教授、西田教授は新型コロナワクチン・治療薬開発寄付口座による寄附事業を通じての研究成果です。それぞれの研究内容はもちろんのこと、農学と薬学と異なる分野からの共同研究が新たな可能性も見出している非常に興味深い内容でした。

山西教授は我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し挑戦的な研究開発を推進する国の新たな事業「ムーンショット型研究開発事業」に採択され、プロジェクトリーダーとして進めている研究成果についてお話頂きました。


 日下部 宜宏 教授(農学研究院)


  西田 基宏 教授 (薬学研究院)


 山西 陽子 教授(工学研究院)


〇学生からの報告
小川 竜矢さん(農学部)

得津 京佳さん(共創学部)

さらに山川賞受賞者から2名の学生にプレゼンしてもらいました。
 
 

小川 竜矢さん(農学部)

   得津 京佳さん(共創学部)  


小川さんは宇宙と農学という意外なお話、今活動している農業研究活動団体QSIPが他の学生団体と行うオンデマンド型野菜移動販売サービス実証実験の話、得津さんは地域の循環をつくる地域通貨への興味から糸島版地域通貨「い〜と」での様々な企画運営の話、をお話頂きました。

どちらも自分の興味から社会的課題を見出し、まさに実行する、山川賞にふさわしいわくわくする活動でした!


【九大フィルの皆さん】
 児玉 龍空(経済学部)1stヴァイオリン
 小玉 哲也(経済学部)2ndヴァイオリン
  三浦 咲季(医学部)  ビオラ     
  林 和輝(芸術工学部)チェロ    


使途特定プロジェクト「九大フィルの東京公演ならびに活動支援事業」で多くの方にご寄附を頂き、東京公演も無事に開催できた九大フィルハーモニーオーケストラから、弦楽四重奏による素敵な音楽を演奏頂き、その後懇談の時間となりました。


懇談では、寄附者の皆さんの各テーブルに学生、研究生が参加し、これまでの活動報告など活発な意見交換が行われました。最近販売を開始した九大カイコクッキーを試食頂きながら、皆さん熱心に学生の話に耳を傾けていらっしゃいました。

※カイコクッキーは、本学の教育研究を「デザイン」の力でより魅力的に世の中に発信することを目指し、本学で100年続く研究である「カイコ」を活用した、芸術工学部及び芸術工学府の学生デザインによるものです。





最後に基金担当である久枝理事の締めの挨拶と集合写真を行い、盛会のうちに終了した今回の感謝の集い、ぜひ来年も開催し、皆さまにご支援頂いている九州大学、積極的に活動している学生や研究者の「今」そして「これから」を伝えていきたいと思います。