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九州大学基金「九州大学病院における次世代基盤法を用いたデータサイエンス研究」の創設とご支援のお願い

2024.06.27
九州大学基金「九州大学病院における次世代基盤法を用いたデータサイエンス研究」の創設とご支援のお願い

医療データ×購買データ×介護データ 3つのデータを活用した日本初の予防医療へ

九州大学は、九州工業大学、株式会社トライアルホールディングスや参加企業と連携して、九州大学病院が保有する医療データと、トライアル店舗の購買データや九州工業大学が研究する介護データ等とを適切な法的手続きにより突合・解析することによって、生活習慣病と購買データ、介護データ等との因果関係を解明し、予防医療への転換を促す日本初の取り組みのための研究を開始します。


この取り組みは、医療DXを推進するプロジェクトであり、臨床情報、遺伝情報、環境・生活習慣情報を統合解析し、学習する医療サービス「ラーニングヘルスシステム(LHS)」で継続的に改善サイクルを回すことにより、予防医療への貢献やWell-Beingの達成を目指します。これは、将来的に医学や科学の進化・発展に繋がることも期待されます。


九州大学の医療DXと産業界や他大学等とタッグを組んだ新しい価値の創出

日本には病院、医・歯科クリニック、調剤薬局と約23万もの医療施設がありますが、診療に関するデータは医師法で各病院やクリニックの管理者が保存することとなっており、データが分断されている状態です。

そのため、2018年に次世代医療基盤法が施行されました。同法では、医療分野の研究開発での活用を促進するため、厳格な審査で国から承認を受けた認定機関が、病院などが持つ電子カルテなどの個々人の健康医療データを匿名加工し、研究者や、行政、企業などのが活用できるようにすることで、新薬の開発や健康づくり、未知の副作用発見、効果的な政策立案に役立てるなど、研究成果を社会へ還元することが期待されています。

九州大学は2021年より、株式会社トライルホールディングスと、九州大学病院のビッグデータを活用し、病気の早期発見や予防などを含む包括的なヘルスケア分野のイノベーションに取り組んで参りました。今回の取り組みでは、患者エンゲージメントやLHSの構築を中心に医療DXの社会基盤として医療データと産業のカップリングを実現してきた九州大学と、介護施設データで協働している九州工業大学、購買データを持つ株式会社トライアルホールディングス・参加企業が連携することにより、未病領域に切り込む新しい医療システムとビジネスモデルの創成を目指します。

医療DX、購買データ管理等を推進できる人材を必要としています。


そのためには、九州大学病院などの医療施設における個人の医療データと、個人がスマートフォンなどで保有・管理する日常のライフログデータやマイナポータルのデータを連結し統合する標準データ基盤を構築するための医療DX人材が必要不可欠です。さらに今後、健康医療情報や購買情報等の機微な個人情報の徹底したデータ管理と法に則した手続きにより、安全・確実に患者・市民の未病領域に切り込む良質で個別性の高いサービスを提供するためのELSI人材もまた不可欠です。それらを支える現状の医学研究院・医療情報学講座や大学病院メディカル インフォメーションセンター、健康医療DX推進部門の人材や活動基盤も重要となります。

超少子高齢社会を健康で明るい社会とし、個人のWell-beingを達成するための新しいビジネスモデルを創成するためには、早急に強力な人材を雇用し、必要な基盤整備を行うなどの活動を推進するための費用が必要です。


本プロジェクトの必要性

以下の3つの目的のため今回本プロジェクトに頂いたご寄付を活用します。

①健康医療分野DX人材の確保・育成
九州大学・未来社会デザイン統括本部・医療健康ユニット・医療情報グループの活動強化
解析結果を社会還元することによる健康医療DXの社会実装

 
  2024.2月定例記者会見


まずは、第一段階としてのスピーディーな次世代医療基盤法に基づく個人データの突合解析の推進には、専門人材確保、活動基盤強化、解析結果の社会へのフィードバック、の3つの要素が必要不可欠です。

以上、本趣旨にご賛同いただきますようお願い申し上げます。

九州大学大学院 医学研究院 医療情報学講座・教授
大学病院メディカル・インフォメーションセンター、センター長(兼務)

中島 直樹(なかしま なおき)

                                                           

                                                              

●募集期間

 2026年2月28日まで


●目標額

 2,500万円


●募集金額

  個人:一口1,000円、法人・団体等:一口10,000円(いずれも何口でも可

寄附の方法:
①クレジットカード決済によるご寄附
こちらの
クレジットカード決済専用寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
ご寄附にあたっては「寄附目的」で
使途特定寄附の「九州大学病院における次世代基盤法を用いたデータサイエンス研究」を選択してください。

②指定金融機関からのご寄附指定金融機関はこちら
本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの
払込用紙請求ページよりご連絡ください。ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「
九州大学病院における次世代基盤法を用いたデータサイエンス研究」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。


③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
「九州大学基金寄附申込書(Excel様式)(PDF様式)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の種類」の欄で、「その他」を選択し、「
九州大学病院における次世代基盤法を用いたデータサイエンス研究」とご記入ください。
寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。


本プロジェクトへのご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。
詳細は、税制上の優遇措置(寄附金控除)をご覧ください。


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【寄附金の納付に関するお問合せ先】
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)


【本事業に関するお問合せ先】

九州大学病院事務部研究支援課研究資金係
TEL    092-642-6032
E-mail mdtkanri@〇jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)