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九州大学基金「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト」へのご支援のお願い

2024.12.25

九州大学未来創成科学者育成プロジェクトの設置とご支援のお願い

九州大学は、卓越した意欲・能力を有する高校生を選抜し、高度で実践的な教育を行い、将来グローバルに活躍しうる次世代の傑出した科学技術人材を育成することを目的とする「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト」(以下、「QFC-SP」という。)を実施しています。


1.QFC-SPについて
なぜ大学が?高校生に研究機会を提供する意義

 
いま、私たちの世界は急速なスピードで変化し続けています。その一方で、科学・技術の発展や私たちの活動そのものが、環境問題、エネルギー供給や食糧不足など、様々な 解決すべき地球規模の課題も生み出しています。
 これらの課題解決のために、鋭い課題意識を持ち、その課題解決へ挑む姿勢を持つ優れた科学者であるだけではなく、同時に、人間や社会を理解し、豊かなコミュニケーション能力を身につけ、周囲と協働しながら、私たち人類の将来について考えることのできるような、新しいタイプの科学者-世界に羽ばたき、未来を創生する科学者-の育成が期待されます。QFC-SPでは"新しいタイプの科学者"を目指す意欲と志と熱意のある高校生に、早期に大学教育を体験させ、最先端の教員および研究現場で指導を受けることで、その能力・才能の伸長を促し、次世代の科学技術イノベーションを担う人材育成を目指します。

高校生の興味関心に応える5つのコースと2段階のプログラム

 このプログラムでは、高校生の興味関心に応じて、現代社会における諸問題に「科学」 的アプローチと課題解決を試みる観点から、5つのコースを設けています。受講生は、各コースに分かれて、基礎的な知識・技能を習得する「QFCプライマリー」と九州大学で研究活動に従事する「QFCリサーチ」の2段階で科学的知識・技能や思考力をもとに課題解決力を伸ばしていきます。








【QFCプライマリー】大学教員による大学レベルの講義を聴いて、新たな学びを吸収していきます。



【QFCリサーチ】指導教員による個別指導の下、約1年間にわたる実践的な研究活動に従事します。



【研究成果公聴会】QFCリサーチを修了するには、公聴会で研究成果を発表し、一定以上の評価を得る必要があります。



【リサーチ修了式】毎年30名弱のQFCリサーチ修了生=科学者の卵が誕生しています。



【修了生交流会】過去にQFC-SPで学んだ先輩を交えた修了生同士の交流会を開催しており、進学相談や大学での研究の楽しさを伝える場となっています。



【全国受講生研究発表会】全国のGSC、STELLA受講生の代表者たちが研究成果を発表する全国受講生研究発表会にQFC-SPからも参加しています。



QFC-SPの詳細は、以下のホームページでご覧いただけます。
https://qfcsp.kyushu-u.ac.jp/


QFC-SP修了生の声

・高校入学時点では漠然と理系に行こうと思っていたが、QFC-SPで学んだことがきっかけで、興味のあることがより明確になった。

・QFC-SPでの経験は、今後の大学生活や社会でも応用可能な未来に役立つ学びであり、人生が豊かになったと感じた。

・先生方や大学生の方々と共に深く探究に携わることができ、研究の流れや雰囲気、面白さを知ることができて良かった。

・同じ志を持つ同学年の多くの友人ができたり、教授や大学院生と関わったりして、新しいネットワークを作ることができた。

 

担当教員の声

・専門知識を学ぶ必要があり、高校生にはかなり大変と想像するが、積極的に知識を吸収しようとしてくるため、教員としても指導していてやりがいもあり、楽しい。

・実験がない日でも受講生がTA(ティーチング・アシスタント)の大学院生に素朴かつツボをついた質問をしてくる。TAも回答を必死で模索している光景が日常茶飯事であり、研究室内の活性化につながっている

・修了生との交流の中で、科学分野への興味を引き続き持って頑張ってくれている様子を見て、TAたちも達成感を感じるようで、研究室全般に良い影響が出ていると思われる。


2.QFC-SPへの寄付を必要とする理由

大学の予算による実施とその限界
 
九州大学では、平成26年度から高校生を対象とした科学者育成プロジェクトを実施してきました。これまで、より多くの高校生に受講機会を提供できるよう、理工系分野だけだったコースを人文社会系まで広げ、研究分野および指導教員の拡充を図るとともに、受入人数も可能な限り増やしてきました。しかし、QFCリサーチにおける各研究室での研究活動費は、大学の予算だけでは限界があり、指導教員が自分たちの研究費から捻出しながら、何とか継続している状況です。
 QFC-SPは、内容の充実度や探究的な見方・考え方を学ぶ機会への需要の高まりから、応募者数・倍率が年々増加しています。今後、さらに多くの高校生に対して、安定的で充実した研究活動を提供するために、皆様のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。


QFC-SPの今後の展望と寄付金の用途について
 頂いたご寄付は、以下の内容に使用させて頂きます。


・受講生の旅費の支援拡充

 遠方から参加している受講生も増加傾向にありますが、九州大学来学時の旅費は、QFCプライマリーでは受講生負担、QFCリサーチは一部支援としており、遠方からの受講生は経済的に大変な状況です。意欲・能力のある高校生が経済的な理由によりQFC-SPへの参加を躊躇することなく、研究活動に専念できるよう受講生の旅費支援の拡充を考えています。


・研究室での研究活動費の充実

 QFCリサーチの受入人数を増やし、より多くの高校生に研究活動の機会を提供すると共に、受講生指導に従事する学生の雇用や薬品・材料等の購入に使用する研究活動費を増やすことで、安定的で充実した研究活動が実施できるようにしたいと考えています

  

ご支援へのお礼について
 本趣旨にご賛同いただき、ご支援いただいた方に感謝をこめて以下の特典をご用意しています。

・QFC-SPで作成するホームページ、パンフレットなどの広報物へのお名前掲載
・50万以上の寄附者様にはQFC-SP成果発表公聴会、リサーチ修了式、修了生交流会などへのご招待

 未来の科学者を育成するQFC-SPにぜひご支援をお願いいたします。

 総長補佐(QFC-SP実施委員会委員長)
         田中 將己





寄附の方法:
①クレジットカード決済によるご寄附
こちらのクレジットカード決済専用寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
ご寄附にあたっては「寄附目的」で 学生へのご支援の「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」を選択してください。

②指定金融機関からのご寄附指定金融機関はこちら
本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。

③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
「九州大学基金寄附申込書(Excel様式)(PDF様式)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の種類」の欄で、「その他」を選択し、「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」とご記入ください。
なお、寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。


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【本事業に関するお問合せ先】
九州大学学務部企画課企画調査第一係
TEL   092-802-5912
E-mail  gakikaku@〇jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)

【寄附金の納付に関するお問合せ先】
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)