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QURIES基金の創設とご支援のお願い

2025.04.28

QURIES基金の創設とご支援のお願い


九州大学では、令和3年度に新設した女子高校生を対象とした理工系研究インターンシップ制度「QURIESプログラム」を通じ、女子高校生の理系分野への興味・関心を喚起し、学術研究の将来を担う優秀な若手理系女性研究者・技術者の長期的な育成と輩出を支援しています。


QURIESプログラムは、大学進学前の優秀で意欲に溢れる女子高校生に、本学の先端的な研究環境に触れる機会を提供するとともに、本学理工系分野の教員がメンターとなり刺激的な研究活動の体験の場を創出します。このプログラムは、本学の元理事・副学長であり元名誉教授でもあった故伊藤早苗教授のご遺族からの寄附により創設された「伊藤早苗記念基金」による事業として実施されています。


本学では、今後はQURIESプログラムの活動を更に拡充するとともに、大学進学前の女子生徒の理系分野への興味関心を高める活動を学内組織と連携し更に展開して参ります。皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


◆QURIESプログラムについて

プログラムの名称は、K(Q)yushu University Research Internship in Engineering and Scienceと、女性科学者のパイオニア、マリ・キュリー(Curie)博士の名前とを合わせたものとなっています。令和3年度から令和6年度までに133名の受講生を受け入れており、受講生からの満足度も高く、学外からも高く評価されています。


受講生に体験して欲しいこと:

・大学の先端的な研究環境に触れてもらう

・本学教員をメンターとして刺激的な研究活動を体験してもらう

 ※QURIESプログラムサポーターとして、TA学生も参画します

・理工系研究者・技術者として世界に羽ばたくキャリアパスを間近に感じてもらう

5日間のスケジュール:


受講生の声:

Q:全体を通して特に印象に残った事、面白かった話などを教えてください。
高校では教科書に載っていることを学習することに比べ、大学での研究は自ら設定した物事を追求するため、とても大変なことが多いことが分かりました。そして、研究には計算が回らないなどのトラブルがつきものなんだと知ることができました。
・院生の方の熱意や高度な設備、他の高校生との交流、準備からデータ分析を一貫して行う過程の大変さと面白さが印象的だった。
・1日かけてDNAを抽出する実験では難しかったけど教授や高校生の人と協力して行うことができ楽しかった。研究内容だけでなく、大学生活についてイメージが湧くことができた。
・国際的に研究することによって高い技術に触れられるとともに、日本だけでなく世界単位で研究の結果を共有、反映することが出来るというお話を聞き、プログラム期間中にもそれらを実感出来たとともに、とても印象に残っています。


これまでの実施報告のほか、QURIESプログラムの詳細は、以下のホームページでご覧いただけます。

https://danjyo.kyushu-u.ac.jp/upbringing/qries.php


◆寄附金の使途

 いただいたご寄附は、以下の内容に使用させていただきます。


より多くのインターンシップの受講生受入と運営体制の充実

本学で理工系分野の研究に触れたいという意欲ある女子高校生の希望をかなえ、より多くの高校生に研究インターンシップの機会を提供するため、令和6(2024)年に受講生の受入人数を拡大しました。

今後も毎年多くの受講生を受入れ、充実した研究活動を長期にわたり提供したいと考えています。

QURIESプログラムの受入人数を増やし、より多くの女子高校生に研究活動の機会を提供するためには、インターンシップへの応募者の受付と希望に応じた研究室のマッチングなどの業務、受講生の交通費、保険代のほか、受入研究室における実験の消耗品代、指導に従事する学生の雇用等の経費がさらに必要となります。

その他、受講生が一堂に会して実施するオリエンテーションや研究活動報告会、受講生の成果を纏めた報告書刊行などを今後も継続して実施するにあたって、運営に充分な人員を確保して円滑なプログラム実施を行いたいと考えています。


女子中高生への更なるアプローチ

QURIESプログラムの活動をする中で、女子生徒の理工系分野への興味関心を高めるためには、理系・文系の進路選択前の高校低学年次や中学生を対象とした取り組みの重要性が見えてきました。今後は、女子中高生の理系進路選択支援の活動も展開していきたいと考えています。


本趣旨にご賛同いただき、ご支援いただきました方には、QURIESプログラム研究活動報告会等へのご案内を差し上げます。


~九州から世界へ羽ばたく女性研究者・技術者を~


●募集期間

 2028年3月31日まで

●目標額

 750万円


寄附の方法:
①クレジットカード決済によるご寄附
こちらのクレジットカード決済専用寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
ご寄附にあたっては「寄附目的」で 使途特定寄附の「QURIES基金」を選択してください。

②指定金融機関からのご寄附指定金融機関はこちら
本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「QURIES基金」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。

③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
「九州大学基金寄附申込書(Excel様式)(PDF様式)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の種類」の欄で、「その他」を選択し、
QURIES基金」とご記入ください。
寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。


本プロジェクトへのご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。
詳細は、税制上の優遇措置(寄附金控除)をご覧ください。



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【寄附金の納付に関するお問合せ先】
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)

【本事業に関するお問合せ先】
九州大学人事部人事企画課職員係
TEL    092-802-2262
E-mail quries@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)