お知らせ

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2021年06月01日

九州大学基金「産業数学人材育成プロジェクト」の創設とご支援のお願い


産業界に貢献できる卓越した数学博士人材を九州大学から


九州大学マス・フォア・インダストリ研究所では、 国際的に優れた数学力・統計力を基盤に、組織や分野の垣根を越えた数学モデリングの実践教育を行い、大学のみならず企業でもイノベーションを創発する、卓越した数学博士人材を育成するための分野横断型教育プログラムを作りました。
 このプログラムは、60名を超える学内教員、16の国内外の民間企業・研究機関等の研究者、加えて学生と同世代の若手研究者からなるヤングメンターらにより、博士前期・後期課程の5年一貫教育を行います。また、研究や学会参加に必要な経済的支援も行い、人材・財政両面からの手厚いサポートと特色ある科目で、高い数学モデリング力を備えた人材を育てます。
 さらに博士前期課程修了後に企業に採用頂くと同時に社会人として博士後期課程への進学ができる革新的な制度も導入しています。
 このプログラムには年間約1億8千万円を使い、総勢約60名の博士前期・後期課程学生への人材育成と産業界へのマッチングのための各種イベントや企画を実行します。補助金等を除くと約7千万円が毎年必要となる大きなプログラムですが、技術革新を創出し、産業へ貢献できる人材を育成するため新しい取り組みを進めてまいります。これからも皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。


現在の寄附額1,651,000円
目標寄附額12,000,000円
※2021年度末現在

マス・フォア・インダストリ研究所って?
 マス・フォア・インダストリ (Mathematics for Industry) とは、数学により社会や産業の要請に応える新しい研究領域です。
 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所は2011年に開所し、様々な数学の研究に基礎をおく、世界でも類のない産業数学の研究所として、産業界や学術分野と連携・交流を進め、研究・人材育成双方で成果をあげてきました。
 2021年5月14日に開催したIMI設立10周年記念式典では、我々が今後も日本におけるマス・フォア・インダストリの拠点として、産業界と共に新しい数学の研究を推進し、産業に対する高い意識と数学能力を備えた人材を育成し、産業と数学の有機的な連携を創出することで産業数学発展の礎となって社会に貢献することを IMI宣言2021 として内外に公表しました。

なぜ、いま数学?  — 高度IT人材の不足
 数年で世の中を一変させたAI、その開発にはプログラミング技術だけではなく、数学やアルゴリズム、そして各専門分野の知識が重要な要素になります。AIに限らず、データ解析やデジタル技術など、新しい技術を生み出したり、既存の技術を安全に利用するためには、解析学、幾何学、離散数学、統計学…と、「数学」の知識が欠かせません。
 デジタルトランスフォーメーションを進めていくにあたり、世界中で数学の知識を持った人材に これまで以上に熱い視線が注がれるようになってきました。ところが、AIを使いこなし、ビジネスを創造する高度IT人材の不足は、2030年には数十万人に拡大するとも言われており、ますます深刻化しています。

保育所選考のマッチングがなんと数秒で!  — 数学のチカラ
 翻訳や自動運転、医療画像診断、はたまた囲碁といった色々なところにAIが使われているのはご存知でしょう。一方でこのような特殊な分野だけでなく、実は身近なところでも数学に基づいたAIが活躍しています。例えばIMIでは企業との共同研究により、保育所入所選考を実現するマッチング技術を開発しました。この技術により、約1,000時間かかっていた数千人規模の児童と保育所のマッチングがわずか数秒で完了できるようになりました。

数学の有用性を社会に伝える使命
 マス・フォア・インダストリ研究所では、これまで全国12箇所の数学・数理科学拠点のネットワークづくりを行い、オールジャパン体制を構築してきました。異分野連携情報やノウハウの共有をしていく中で、
  • 民間企業の研究者に数学の有用性をなかなか理解してもらえない。
  • そもそも社会にまだまだ数学の重要性というものが浸透していない。
  • 数学・数理科学者側が産業界や異分野の文化や言葉を理解できていない。
という問題を認識しています。このプロジェクトでは、これらの溝を埋めるための企画と人材育成に取り組んで参ります。

具体的な取組
  • スタディグループ・ワークショップなどの企画運営を行います。
    企業や異分野研究者、学内外の教員や学生の参加を得て、社会課題・産業課題の解決を目指すワークショップを年に1回実施しています。またそれ以外の集会の企画運営を行います。

  • ●インターンシップや社会人学生を受入れるための マッチングに必要なセミナーなどの企画運営を行います。
  • 同研究所が分室を置くラ・トローブ大学 (オーストラリア)、本学の戦略的パートナーである イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 (米国) などの海外研究機関、異分野研究機関、国内外の民間企業でのインターンシップを支援します。本学は数学の長期インターンシップを2006年から開始し、日本で唯一の取組として約90件の実績を有しています。

  • ●産業界から大学へ、大学から産業界へ、それぞれ研究者をセミナー講師として 招へい・派遣します。
    産業界と大学間の交流促進、相互理解を深め、人材育成を行います。
 


設立目的
産業界と大学間の交流を通じて, 産業の技術革新を創出する新しい数学を開拓し, 開拓した数学の知見を産業界において活用し, 産業への貢献を意識できる高い数学能力と共創力を備えた人材育成に必要な様々な事業を展開します.

事業内容
●産業の技術革新を創出する新しい数学を開拓する場として, あるいは開拓した高度な数学の知見を産業界で活用する人材を育成する場としてスタディグループ・ワークショップ(Study Group Workshop; SGW) などの集会の企画運営を行います[目標金額: 200 万円].
●博士課程学生の長期インターンシップや社会人ドクター受け入れを展開することで, 学生の産業現場における問題解決能力を養成するとともに, 企業が高度数学人材を業務に活用する機会を増やすことができるように, マッチングに必要なセミナーなどの集会の企画運営を行います[目標金額: 200 万円].
●産業界から大学へ研究者をセミナー講師として招聘し, 講義, セミナー等により産業の技術革新を創出する新しい数学を開拓する基盤となる知見を, 大学院生に教授していただき, 人材の育成に繋げます[目標金額: 150 万円].
●大学から産業界へ研究者をセミナー講師として派遣し, 高度な数学的知見獲得の支援を行うことで, 人材の育成に繋げます[目標金額: 150 万円].
●産業界と大学間の交流を促進し, 相互理解を深め, 数学系大学院での新たな人材育成に役立つような集会の企画運営を行います[目標金額: 200 万円].
●マス・フォア・インダストリの新しい担い手として, 特に, 大学院生を始めとする若手研究者, あるいは女性研究者の機会創出に繋がるような集会の企画運営, 財政支援を行います[目標金額: 300 万円].
●プロジェクトの進行に応じて事業内容の検討を逐次行い, 上記以外にも, 産業数学を担う人材育成に繋がる事業などへの財政支援を積極的に検討します.


目 的 :産業数学人材育成プロジェクト
募集期間:2021年5月~2026年3月31日
募金額 :法人団体:1口10万円、個人:1口1万円(複数口可)


寄附の方法
クレジットカード決済によるご寄附
 こちらのクレジットカード決済専用寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
 ご寄附にあたっては「寄附目的」で使途特定寄附の「産業数学人材育成プロジェクト」を選択してください。

②指定金融機関からのご寄附指定金融機関はこちら
 本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「その他」を選択し、「産業数学人材育成プロジェクト」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。

③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
 「九州大学基金寄附申込書(Excel様式)(PDF様式)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
 ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附目的」の欄で、使途特定寄附を選択し、「産業数学人材育成プロジェクト」とご記入ください。
 なお、寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。

今回のご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。

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(お問合せ先)
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)