支援助成事業

山川賞

    • 世界に挑戦し続けるエンジニアになりたい

    • 松本 忠大 【平成30年度受賞】

    • 工学部 機械航空工学科

    •  平成30年度は、非破壊検査についての研究を進めていき将来は自分のアイデアを形にして世界に挑戦し続けるエンジニアになりたいと考えている私にとって、様々な面で成長できた1年間であったと思います。
       私は課外活動を通してアントレプレナーシップやリーダーシップについて学び、授業を通して専門科目に関する理解を深めましたた。アントレプレナーシップを身につけるために、昨年度に引き続いて起業部での活動に励みました。平成30年度は「Problock」というチームを結成し、小学校低学年の子どもたちがプログラミングを楽しく学ぶことができるスマートトイとそのソフトウェアの製作に励みました。実際にチームメンバーと共にプロトタイプを作成し、私は「自分のアイデアを形にする」エンジニアとしての第一歩を踏み出すことができました。私達のチームは起業部の活動を通してIKK杯・ベガカップという2つの大会で優勝し、11月に行われた第2回九州大学ビジネスプランコンテストでは西日本新聞社賞を受賞しました。
       夏休みには、ブライダルを主な業務とするIKKとコンサルティングを主な業務とするシグマクシスのインターンにそれぞれ参加しました。普段の学生生活が九州大学の工学部内でのみ完結しており、自分の視野が狭くなってしまいそうだったからです。IKKのインターンは、これからの人生において私が何を大事にしたいのかを自問する良い機会となりました。シグマクシスのインターンは、自分の夢をどの立場から追いたいのかを自問する良い機会となりました。これらのインターンの参加者は全国各地から集まっており、普段接する九州大学の友人とは全く違った考え方や価値観を持つ学生とチーム活動ができました。結果として、チーム活動におけるリーダーシップを学び、機械以外の分野を体験することができました。
       また、非破壊検査の研究室に通い、非破壊検査の基本となる分野について学んだり、先輩の実験を見学させていただいたりしました。私は元々、非破壊検査を用いて機械製品の内部を可視化する研究に取り組みたいと考えていたが、部品間の接合に用いる接着剤の結合力を非破壊で検査する方法の研究にも興味を持ち始めました。その理由は、電気自動車の普及に伴って内燃機関の必要性が低下し、世界中の会社が敷居の下がった自動車製作部門に参入し、現在では考えつかない形態の自動車の製作方法が広まっていくと思うからです。その中で、様々な特徴を持ち軽量であるプラスチックが自動車の製作に今よりも使われるようになることは明白です。プラスチック同士の結合には接着剤が使用されるが、その安全性を担保する技術が現在存在しません。いち早くこの研究に取り組むことは、日本が作る工業製品の安全性を世界に広めるために役立つと考えています。
       このように私は、この1年間で自らの人間性・社会性・国際性・専門性を飛躍的に高められたと感じております。今年度は4年生になり、研究室に配属しました。私がずっと研究したかったことに集中できる環境に身をおくことができ、昨年度以上に努力を重ね、研鑽に励んでいく所存です。


      【写真:上】
      九州大学起業部での活動:ベガカップ優勝(最前列の右端が本人)

      【写真:下】
      IKK主催インターン「世界維新~次世代経営リーダー塾~」への参加(最後列の左端が本人)