Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

力をさらに磨き、国際的に優秀な研究者となるべく励んでゆく所存です

2017.11.30

麻生 浩平

工学府

学生の国際会議参加等支援 成果報告書
所属: 工学府エネルギー量子工学専攻
氏名: 麻生 浩平
国際会議名:The 16th European Microscopy Congress (EMC2016) (第16回 欧州顕微鏡会議)    

顕微鏡分野において最大の学会の一つである欧州顕微鏡会議は、ヨーロッパの顕微鏡学会が中心となって4年に1度開催されており、今回フランスのリヨンで開催されたEMC2016は、51の国と地域から2,500人超が参加し、発表は900件超と大変盛況でした。  
この中で私は、走査透過電子顕微鏡によるナノ粒子の解析についてポスター発表を行いました。2日間にわたってディスカッションが約1時間ずつ設けられ、各国の研究者およそ10人と意見交換を行うことができました。  
解析手法が難解であることと自らの英語力の面で発表に際して不安をいだいていたものの、概ね内容は理解していただけました。  
ポスターに掲載していた金ナノ粒子の原子分解能電子顕微鏡像のインパクトもあってか、訪れた人の全員から好評を賜りました。  
修士課程のうちから大規模な国際学会に参加できたことは有り難く、貴重な経験であったことと存じています。博士課程に進学しても、この経験と御恩を忘れず、研究と英会話の力をさらに磨き、国際的に優秀な研究者となるべく励んでゆく所存です。

(写真上)電子線回折による材料解析の世界的な権威であるJian-Min Zuo教授(左)と報告者(右)
(写真下)ディスカッションの様子