Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

九大ジビエプロジェクト【平成28年度 総長賞 最優秀賞】

2018.01.05

代表 西村 直人

21世紀プログラム

 私たちはイノシシ等の鳥獣捕獲について「有害鳥獣を駆除する」のではなく、生態環における捕食者、即ち「自然の一員としての捕獲と共生」を理念に、九州大学・産・官・地域と連携し持続可能モデルの構築に取り組んでいます。
捕獲された鳥獣を精肉や加工品として出荷するほか、革やブラシ、雑貨、ペットフードなど、かつてのマタギの様に「恵まれた貴重な資源である生を余すことなく頂く」在り方を目指し、現代の生業として再構築するために平成28年11月に(株)糸島ジビエ研究所を設立しました。

 現在の鳥獣対策は、正確な生息数の把握や捕獲数のコントロールができないながら駆除主軸の政策がとられており、局所的な激減なども懸念されています。九州大学との共同研究を礎とする当事業は、その使命として、随所での技術向上と資源管理まで見据えた新しいモデルを実現し、このモデルを横展開していくことで、各地の問題解決と良好な共生関係の創造に貢献していきたいと考えています。

 会社HP: 株式会社 糸島
ジビエ研究所 https://gibierlab.jp/