Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

「知識のチェーン」と2016年の私

2018.03.15

紀藤 准弥 【平成28年度受賞】

工学部

私が大切にしていることは「興味のつながり」です。私はこれを「知識のチェーン」と呼んでいます。好奇心旺盛な私は、これまでにさまざまな事柄に興味を持ってきました。その始まりとなったのが「北朝鮮」に関する興味です。北朝鮮の国民は現在の政治体制の下でいかに生活をしているのかが気になって仕方なかったんです。

それがきっかけでその後、文化遺産や法律、さらには芸術学など次々に興味が沸いてきました。 昨年は、知識のチェーンの始まりである北朝鮮に大きく関わることのできた一年でした。夏には韓国の梨花女子大学校のサマースクールに参加をして、朝鮮半島について各国から集まった仲間と理解を深めることが出来ました。その後、北緯38度線地域である板門店を訪れました。座学では味わうことのできない緊張感を肌に感じることが出来ました。

その他の活動としては、一昨年より参加をしている世界展開力強化事業の夏期派遣としてマレーシアとタイ王国を訪問したり、Boeing Japan社主催のビジネスコンテストに九州大学代表として仲間と共に参加をしたり、世界展開力強化事業の最終年度のクロージングイベントとして東南アジアの大学生約20名と「ジブラルタル周辺の文化遺産」について登録すべきか否かを討論したりしました。

今後は、航空宇宙工学の専門性を高めるべく、研究活動に注力しつつ、さらに視野を広げて様々なことに興味を持つようにしたいです。

写真のキャプション
①:世界展開力強化事業のクロージンイベントで行った模擬世界遺産委員会(右から9番目が私です)
②:軍事境界線である板門店内部の軍人と撮った写真
③:世界展開力強化事業でマレーシアのペナンを訪れた際の写真(右下が私です)