Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

奨学金の使途及び学修成果等について(H30受給-共創学部1年)

2018.10.01

<学生氏名非公表>

共創学部

 この度は九州大学修学支援奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。
 熊本地震で被災し、家の修繕費などで大きな出費を強いられ、経済的にも大きな打撃を受けました。そのような中で、この九州大学修学支援奨学金を頂くことができ、大変感謝しております。実家の両親にも伝えたところ、この奨学金の存在に大変驚くとともに深く感謝しておりました。
 奨学金の使途は主に①生活費の一部、②海外研修参加費、③その他の3つです。
 ①生活費については家賃以外の生活費は仕送りに頼りたくなかったので、ほぼすべてアルバイトで賄っていました。しかし、アルバイトにより本を読む時間が減ったり、精神的にも疲れたりしていました。奨学金を頂いたことでアルバイトの回数が減り、本を読む時間や学業に打ち込む時間を増やすことができました。
 ②海外研修参加費ですが、私は夏休みにタイで行われた新興国アントレプレナーシップという研修に参加しました。研修参加費の約5万円にこの奨学金を使用しました。タイでは、現地の方にインタビューするなどのフィールドワークや現地大学での講義、グループワークなどの活動をしました。文化の違いを感じるとともに、英語力をつけるという目標を再確認することができたとても有意義な研修となりました。
 ③その他については、ボランティアを行うための備品(長靴、手袋など)、教科書、指定図書などです。広島県の豪雨被災地へボランティアに行ったのですが、そこで学ぶことが多くあり奨学金のおかげで経済的障壁なく参加できたことに感謝したいと思います。
 私はいま、九州大学基金の寄附者の方々のおかげで、このような充実した大学生活を送ることができています。このことを忘れずに、誠実にそして全力で様々なことにチャレンジしていきたいと思います。改めて、九州大学基金の寄附者の方々、並びに事務職員の方々に感謝申し上げます。