Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

執筆活動の幅を大きく広げることができました

2019.06.14

部員代表

九州大学文芸部 【H30課外活動支援 採択】

 このたびは、九州大学基金支援助成に採択していただきまして、厚く感謝を申し上げます。
 今回、助成をいただいたことにより、私たち文芸部は印刷機1台を購入して部室に設置することができました。印刷機導入により、私たちは執筆活動の幅を大きく広げることができました。それは、部活動の中で活字としての作品を発表する機会が増えたということです。
 従来の私たちの活動では、使い終わった紙の裏面や原稿用紙などに作品を書いて各々発表し合うということがほとんどでした。それはパソコンで入力するよりも手間がかかる上に、一度紛失してしまうと、そのバックアップがないため同じ作品を再現できないという問題点がありました。しかし、新しい印刷機を導入することにより、私たちは各々のパソコンで執筆を行い、それを印刷したものを部員同士で共有することができるようになりました。また、作品自体はパソコン内に残しておけるので、作品の保管という面においても、私たちは大きな利益を得ることができました。
 さらに、執筆活動だけでなく、文学研究の面においても印刷機がたいへん役立っております。私たちはおよそ月に一度の頻度で読書会や作品合評会を行っております。それはもっぱら部室にて行われるのですが、これまではその際に参加者全員で共有するための資料を用意するのに少なからず労力を割いていましたが、印刷機を導入したことにより、その作業がたいへん簡易なものになりました。
 私たち九州大学文芸部は、昨年11月をもって新体制へと移行いたしました。部員たちの活動も、日に日に活発になっています。主たる活動である部誌の発行にも、多くの部員が積極的に参加・関与してくれています。さらに部員たちの活動の場は学内外を問わないようになるまで広がっています。そういった私たちの活動の中において現在、新しく導入された印刷機がたいへん役立っており、私たちの活動の幅を広げる助けとなっております。また、これからの私たちの利用方法次第では、さらにそれを役立てることも可能であると考えております。
 今回、助成支援をしていただいた御恩を部員一同が胸に留め、九州大学文芸部が発展していくように、今後もより一層さまざまな活動に励んでまいります。
 最後に重ねて、今回の助成支援に採択していただき、誠にありがとうございました。