Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

これからも芸を磨いていき、落語に精進していきます

2019.06.14

研究会代表

九州大学落語研究会 【H30課外活動支援 採択】

 このたびは、九州大学基金支援助成事業の課外活動支援に採択していただきありがとうございました。支援助成を受け、九州大学落語研究会では上方落語で使う見台を購入していただきました。
 今まで九州大学落語研究会では九州地方ということもあり関西の言葉で行う上方落語の演者は少なかったのですが、ここ最近関西出身の部員が増加傾向にあり、また関西出身ではないが上方落語に挑戦したい部員が出てきました。その中で、今回購入していただいた見台は九州大学落語研究会の芸の幅を広げてくれています。
 また新しい使い方としてテレビ番組「笑点」で行われる大喜利のコーナーで司会が使っていたような見台の使い方を寄席でしてみました。見栄えがいいと寄席を見ていた人から意見をもらうことができました。10月には九大祭寄席、1月には新春寄席がありました。10月九大祭寄席では雨の影響で日曜のみ開催となりましたが、60人ほど入るお客さんがいっぱいになり立ち見も出るほどでした。寄席でいただいたアンケートでも好評の声をいただき例年以上の盛り上がりを見せることができました。1月には筑前前原にある法林寺という会場で初めて寄席を開きました。広報を担当するリーダーが頑張ってくれたこともありポスター張り等でたくさんのお客さんに集まっていただきました。なかでも西日本新聞さんに声をかけていただき、この新春寄席を記事にしてくれました。新聞を見てそしてその記事を切り抜いてきていただいたお客さんもいました。
 2月に岐阜で行われる落語の全国大会では九州大学から最多の14名が参加します。前回8月の大会で決勝8人に残った部員を筆頭に期待が膨らむメンバーです。その大会がきっかけで他大交流も2年前と比べて活発になりました。今までは九州の大学とはほどほどに交流はあったのですが現在大阪の大学が主催する寄席に呼ばれたり、逆に今年3月には全国の落研学生が福岡に集まり寄席を開きます。また、先ほどの新春寄席のような糸島での地域活動も行っています。寄席という何人もの演者が代わるがわる行うものではなく少数で公民館や学校に赴き落語を披露する出前落語が毎週行われています。
 最後になりましたが見台を支援していただきありがとうございました。良い木を使って作ったいい見台だという話を聞いています。丁寧に扱うよう部でも心がけています。今年も優秀サークルの支援をしていただける可能性があるということで、ぜひサークルの成長のためにもよろしくお願いします。