Voices

寄附者の声

九州大学台湾同窓会

2024.07.25


私たちは2012年7月14日に台北で「九州大学台湾同窓会」を設立しました。この同窓会は、母校との絆を深め、思い出を共有する大切な場です。毎年、旧暦のお正月の前後に集まり、九州大学での貴重な日々を振り返っています。
台湾と九州の間には古くから深い交流がありました。台北高等学校の3,141名の卒業生のうち、227名が九州大学へ進学しました。この歴史的な繋がりは、私たちにとって誇りです。最初の台湾からの留学生を特定するのは難しいですが、2010年に留学生係から受け取った情報によれば、これまでに500名以上の台湾出身の留学生が九州大学で学びました。中でも、ロバート・ファン(Robert T. Huang)博士(台湾名で黄徳慈さん)は、その一人です。黄さんは九州大学を卒業後、米国で成功を収めた起業家です。

私たちは2016年3月に開始された九州大学伊都キャンパスの植樹寄附プロジェクトを支援することができました。このプロジェクトは、キャンパスの環境美化と学術活動の支援を目的としています。また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学生や研究活動を支援するための寄附も行いました。
今回、九州大学基金が行う様々な支援を知り、迷いなく寄附することにしました。この支援によって、留学生が学業に専念できる環境が整い、異文化交流や学問の発展に寄与することを期待しています。

最後になりましたが、母校の益々の発展と皆様のご健勝・ご活躍、特に現役学生の皆さんの奮闘をお祈りしております。

写真は、石橋総長が2023年3月29日に訪台された際に撮影されたものです。