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産業数学人材育成プロジェクト第2期スタートのお知らせとご支援のお願い

2021.06.01
2026.04.01 更新


産業数学人材育成プロジェクト第2期スタート!
2021年6月に始動した本プロジェクト第1期では、多くの皆様にご賛同いただき、目標金額をほぼ達成いたしました(11,819,000円。)ご厚意に心より感謝申し上げます。

産業数学人材育成プロジェクトの設立目的

 本基金の運用母体である九州大学マス・フォア・インダストリ研究所は、産業界と大学との連携を通じて、技術革新を支える新たな数学の創出を目指しています。本プロジェクトではさらに、創出された数学の知見を産業の現場で活用し、社会や産業への貢献を主体的に担うことのできる、高度な数学力と共創力を備えた人材の育成に取り組みます。

マス・フォア・インダストリ研究所って?
 マス・フォア・インダストリ (Mathematics for Industry) とは、数学により社会や産業の要請に応える新しい研究領域です。
 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所は2011年に開所し、様々な数学の研究に基礎をおく、世界でも類のない産業数学の研究所として、産業界や学術分野と連携・交流を進め、研究・人材育成双方で成果をあげてきました。
【IMI宣言2021】
 https://manifesto21.imi.kyushu-u.ac.jp/


なぜ、いま数学?ー高度数理人材の不足
 例えば、社会のさまざまな場面で活用されているAIには、数学やアルゴリズムそして各専門分野の知識が重要な要素として不可欠です。またデータサイエンスや最適化、さらには量子アルゴリズムに至るまで、解析学・幾何学・表現論・離散数学・統計学など幅広い「数学」の知識が土台となっています。こうした背景から、世界中で数学の素養を備えた人材に、これまで以上に熱い視線が注がれるようになりました。中でも特に、数理に強くそれを応用へとつなげられる人材が、いま強く求められています。

保育所選考のマッチングがなんと数秒で!ー数学のチカラ
 翻訳や自動運転、医療画像診断、はたまた囲碁といった色々なところにAIが使われているのはご存知でしょう。一方でこのような特殊な分野だけでなく、実は身近なところでも数学に基づいたAIが活躍しています。例えばIMIでは企業との共同研究により、保育所入所選考を実現するマッチング技術を開発しました。この技術により、約1,000時間かかっていた数千人規模の児童と保育所のマッチングがわずか数秒で完了できるようになりました。

数学の有用性を社会に伝える使命

 マス・フォア・インダストリ研究所では、これまで全国16箇所の数学・数理科学拠点とのネットワークづくりを行い、オールジャパン体制のマス・フォア・インダストリ・プラットフォーム(MfIPを構築してきました。

異分野連携情報やノウハウの共有をしていく中で、

民間企業の研究者に数学の有用性をなかなか理解してもらえない。
そもそも社会にまだまだ数学の重要性というものが浸透していない。
数学・数理科学者側が産業界や異分野の文化や言葉を理解できていない。
という問題を認識しています。このプロジェクトでは、これらの溝を埋めるための企画と人材育成に取り組んで参ります。


社会に貢献する卓越した数学博士人材を九州大学から

 九州大学では、マス・フォア・インダストリ研究所を中核にして、数理学府・システム情報科学府・経済学府が連携・協力、さらに多様な専門領域の教員が参画して教育・研究を実施する新しい形のマス・フォア・イノベーション連係学府を設立しました(2020年度)。これは、優れた数学力・統計力を基盤に、数学モデリングを通して学術界や産業界など幅広い分野で花開く卓越した数学博士人材を育成する、5年一貫の学位プログラムです。本連係学府では、学生が研究や勉学に集中できるよう奨励金を支給したり、若手研究者がヤングメンターとしてサポートしたりすることで、学生が国内外でのびのびと活躍し、論文等のインパクトある成果の発信や、多くの受賞を経て、社会に巣立っていっています。これからも、優秀な数学博士人材を社会に輩出するため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
【九州大学大学院マス・フォア・イノベーション連係学府】
 
https://www.jgmi.kyushu-u.ac.jp/

【募集(有償)】HPバナー広告
 
https://www.jgmi.kyushu-u.ac.jp/post-pick-up/pick-up-9329/

 

◆産業数学人材育成プロジェクト第1期で実施したこと その一
学生をForum”Math-for-Industry”等海外の研究集会・共同研究活動に派遣しました。

 

<学生のコメント>
マレーシアのクアラルンプールで開催されたFMfI2024で「フェロモンを用いたアリの行列の交通網への応用」という内容のポスター発表を行いました。質疑応答では英語力の問題もあり、伝えたいことがうまく伝わらない事もありましたが、「面白い内容だと思うから頑張って」など励ましの言葉をもらうことも多く、今後も研究に力を注いでいこうと思いました。

【FMfI2024】
 https://science.utm.my/ismi2024/fmfi2024/



  
<学生のコメント>
シンガポール国立大学で自己の研究テーマ、自己相似ガウス過程と「エレファント・ランダムウォーク」と呼ばれる非マルコフ確率過程の発表を行いました。この旅で得た洞察と新たな研究の方向性は、私が研究を発展させていく上でかけがえのないものとなりました。

【FMfI2024ポスター賞 出張報告】
 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-17141/





  
<学生のコメント>

共同研究を行っている方が在籍するマレーシア工科大学を訪問し、カテーテル治療においての血管の狭窄に関するモデルについて発表を行いました。自分の研究内容を英語で話すという貴重な機会をいただくことができ、嬉しく感じました。

マレーシアの方々は英語を流ちょうに話せる人が多く、自分の拙い英語に申し訳なさを感じることもありましたが、話を最後まで聞いてくださり、ありがたがったです。また、文化の違いも勉強になりました。



◆産業数学人材育成プロジェクト第1期で実施したこと その二

学生の論文投稿料を支援しました。

   
<学生のコメント>
投稿料を支援していただき、電子情報通信学会へ同種写像暗号に関する論文を投稿することができました。
また、同論文をSCIS2025で発表し、「SCIS論文賞」を受賞いたしました。ご支援に深く感謝申し上げます。

【連係学府D3 吉住 崚さん、2025「SCIS論文賞」を受賞!!】
 
https://www.jgmi.kyushu-u.ac.jp/post-8361/



◆産業数学人材育成プロジェクト第1期で実施したこと その三

1週間で企業などが提示した課題に取組むスタディグループ・ワークショップ(SGW)や、
海外の大学・研究機関とのイベント開催を支援しました。




 

【SGW】
 
https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/sites/sgw/
【Kyushu Young Researchers Workshop on Mathematics for Industry】
 
https://www.jgmi.kyushu-u.ac.jp/post-5719/
【2025 Kyushu-Thammasat Symposium on Actuarial Science】
 
https://www.jgmi.kyushu-u.ac.jp/post-6945/





 


第2期ではこれまでの活動に加えて、数学への興味の掘り起こしや数学活用の
将来展望を促進するための中高生対象のアウトリーチ活動を展開し、将来の
担い手となり得る若い世代を育てます。


写真は、過去に中高生を対象にIMIで実施したアウトリーチ活動の様子です。
  

<参加学生のアンケートより>
数学が世の中で重要な役割を持っているんだなと実感することができました。お金や宇宙との関りを知れて楽しかったです。
・ふだんでは考えないようなことを数学を使って考えることができて新鮮で、楽しかったです。
・データはこれから生きていく人生の中で欠かさずとても大切なものなんだと気づけました。

  

<参加学生のアンケートより>
・数学が身の周りに沢山役立っていることが分かりました。
・中学生でも理解できる範囲でこんなにも日常生活の中に活かすことができるのかと、衝撃を受けました。
・学生の研究内容の決め方について九大ツアーの中で伺うことができて面白かったです。
・一次関数のグラフが新しい視点で見られるようになりました。使うことないでしょと思っていましたが、卒論やレポートなどでこれから活用できそうです。
・とても面白かったです、もっと数学を勉強しようと思いました。


【アウトリーチイベント “Math for the Future Vol. 2” 開催報告】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-19442/

【福岡県立須恵高等学校出前授業】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-19226/

【アウトリーチイベント 第一回 “Math for the Future” 報告】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-17529/

【福岡県立宗像中学校・高等学校出前授業】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-17490/

【明善高校マスツアー2024】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-16904/

【大阪府立大手前高校マスツアーご報告】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-16707/

【新宮町立新宮東中学校にて出前授業】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-16632/

【大野中学校出前授業報告】

 https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/post-16621/


◆産業数学人材育成プロジェクト第2期の事業計画
産業の技術革新を創出する新しい数学を開拓する場として、あるいは、開拓した高度な数学の知見を産業界で活用する人材を育成する場として、SGWなどの集会の企画運営を行います。
博士課程学生の長期インターンシップや社会人ドクター受け入れを展開することで、学生の産業現場における問題解決能力を養成するとともに、企業が高度数学人材を業務に活用する機会を増やすことができるように、マッチングに必要なセミナーなどの集会の企画運営を行います。
産業界と大学間の交流を促進し、相互理解を深め、数学系大学院での新たな人材育成に役立つような集会の企画運営を行います。
マス・フォア・インダストリの新しい担い手として、特に、大学院生を始めとする若手研究者、 あるいは、女性研究者の機会創出につながるような集会の企画運営、財政支援を行います。
地方公共団体とも連携し、大学から九州域内の中学校、高等学校等へ研究者を講師として派遣するなどにより、数学への興味の掘り起こしや数学活用の将来展望などを促進し、将来の担い手となり得る若い世代を育てます。
産業界から大学へ研究者をセミナー講師として招聘し、講義、セミナー等により産業の技術革新を創出する新しい数学を開拓する基盤となる知見を大学院生に教授して頂き、 人材の育成につなげます。
大学から産業界へ研究者をセミナー講師として派遣し、高度な数学的知見獲得の支援を行うことで、人材の育成につなげます。
 
目  的:産業数学人材育成プロジェクト
募集期間:2026年4月1日~2031年3月31日
募  金  額:法人団体:1口10万円、個人:1口1万円(複数口可)
 
寄附の方法
クレジットカード・PayPayによるご寄附
 こちらのクレジットカード・PayPay決済寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
 ご寄附にあたっては「寄附目的」で使途特定寄附の「産業数学人材育成プロジェクト」を選択してください。

②指定金融機関からのご寄附指定金融機関はこちら
 本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「産業数学人材育成プロジェクト」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。

③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
 「九州大学基金寄附申込書(個人用)(法人用)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
 ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の種類」の欄で、「その他」を選択し、「産業数学人材育成プロジェクト」とご記入ください。
 なお、寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。

今回のご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。


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(お問合せ先)
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)