令和6年度九州大学基金

個人・法人 2,786(延べ件数)

総額 714,210,419

2024年12月31日時点

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株式会社ハーブ健康本舗様
株式会社ハーブ健康本舗様
私たち株式会社ハーブ健康本舗は、1998年に創業して以来、「すごいの出そう。」という企業理念のもと、九州福岡を拠点に、全国及び海外のお客様に、美と健康に役立つ自社の商品&サービスを企画・開発・販売している会社です。当社が開発する商品の優先すべき価値として、「今までにない新しいもの」「ずっと続けたいもの」「これらを顧客視点で考えること」という基準があり、私たちは日々これらを追求し、日本にとどまらず、世界中のお客様に必要とされる商品を開発することに挑戦し続けています。言うは簡単ですが、これを実現するには全国でもトップクラスの知識・経験はもちろん、情熱・探求心といったマインドがとても大事です。この度、貴学が掲げている「常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点となる」という理念に強く共感し、未来を担う研究や教育の発展に少しでも貢献できればとの思いから、ご寄附をさせて頂くことを決断いたしました。地元九州で勉学に励む学生の皆様を支援することで、九州から世界に挑戦できる起業家や専門家の輩出を後押ししたいという想いを込めています。貴学は、長い歴史と高い研究力を誇る日本を代表する教育機関であり、これまで数多くの優れた成果を生み出されてきました。そのような活動を支える一助となれることを大変光栄に感じております。今後も、貴学の益々のご発展と、貴学生のさらなるご活躍を心より願っております。株式会社ハーブ健康本舗代表取締役 永松靖浩写真は、本学基金担当園田理事(写真右)から永松社長(写真左)への感謝状贈呈の様子です
立石 英司 様(1996年経済学部卒業)
立石 英司 様(1996年経済学部卒業)
学生生活は、真面目とは言い難いものでしたが、様々な機会や経験を得ることができ、今につながっています。家庭の事情で仕送りが厳しかったこともあり、昼は喫茶店、夜は専門学校や塾、家庭教師のアルバイトに明け暮れていました。それらもあり、教育に興味を持ち、母校(長崎県立佐世保南高校)の教育実習に行くため教育系の単位を取り、教育実習にもいきました。教育実習は5月くらいだったと思います、当時の就職活動の時期と重なった関係で、1年半休学して就職活動を行うこととしました。その間、先のアルバイトに加え、不動産会社、基礎化粧品の販売等でお金を貯め、バックパッカー(イギリス・アイルランド)として貧乏旅行をしたことも良い想い出です。また、アルバイトを通じ、時給で働く、ということの収入や生活の上限の壁を感じ、仕事とのかかわり方を考えないといけないと感じた学生時代でした。不透明な時代・停滞感・100年時代。悲観的に見えるキーワードを並べましたが、今の研究者・学生の皆さんの将来は、状況認識とマインドセット一つで明るいものになると確信しています。なぜか。東京でもニューヨークでもパリでもロンドンでもない、豊かでアジアの玄関口としての国際性を有した博多から冷静に世界を眺めることができ、首都圏等と比較して恵まれた自然・生活環境で学ぶことによる余裕・ポテンシャル(伸びしろ)を持ち、大学教育の充実に力を入れている場で学んでいるからです。インターネットを介し、世界中が繋がり、メッセージを発し、一見、人類は進歩を遂げているような印象があります。また、世間・世界からのレスポンスは迅速になり、いろんな情報やモノは素早く手元に届くようになってきている、という印象があります。さらに、やりたいことを探す、なりたい自分になる、という自己実現の機会が提供されている、という印象があります。ですが世界は正しい判断が出来ているでしょうか。冷静に眺めることが大事だと思います。私は結果、グローバル企業に入社しましたが、入社当時、首都圏の有名大学や海外留学組などの中、コンプレックスを感じました。福岡では知らない人がいない有名大学ですが、日本からみても、世界から見ても知名度は当時は低く、同大学出身という経歴は何の役にも立ちませんでした。そのコンプレックスが、今の私を作る原動力の一つになりましたし、プライドの裏返しである、そういうコンプレックスを感じることが、皆さんの今後の成長の起点になると思います。不透明な時代こそ俯瞰した視座から冷静に眺め、グローバルの中でのローカルという価値観から社会の停滞と福岡のローカル経済を眺め、100年時代の時間スパンの中で都会的豊かさだけではない豊かさを知る皆さんにとって、長い人生での総和的豊かさを考える、そういう機会とポテンシャルを皆さんは持っているからです。今の会社におけるグローバル企業での様々な経験を通じ、自分のキャパシティや多様性を作りあげていくことの重要性を感じていること、また、子供の大学進学などを考えるにあたって、改めて教育に微力ながらご支援したい、ということがきっかけでこの度寄附をすることといたしました。学生そして研究者の皆さん、頑張ってください。外資系コンサルティング会社勤務・執行役員立石 英司