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本学名誉教授 八坂哲雄様より(株)QPS研究所の株式200万株をご寄附いただく契約を締結しました

2025.08.07

令和7年8月7日(木)、本学伊都キャンパスの椎木講堂(特別応接室)において、株式会社QPS研究所ファウンダーであり、本学名誉教授でもある八坂哲雄様と、同社株式200万株のご寄附に関する死因贈与契約を締結いたしました。
※死因贈与契約とは、贈与者が亡くなった際に特定の財産を受贈者に贈与することを、あらかじめ両者の合意のもとで取り決める契約です。

式典では、寄附者である八坂様より「今回の寄附に至るまで、大学関係者の方には長い期間にわたり相談に乗っていただいた。こうして無事にこの日を迎えることができ、大変感慨深い」とのご挨拶があり、続いて石橋総長から「このたびのご寄附に対し、深く感謝申し上げるとともに、いただいたご支援を基に本学の研究・教育のさらなる充実のために、大切に活用させていただきます」との謝辞が述べられました。

契約書の署名は、終始和やかな雰囲気の中で進行し、本学の各理事を含めた記念撮影をもって締結式は無事終了いたしました。


締結前、八坂様と石橋総長との懇談の様子 




左から、(株)QPS研究所 有吉様、貞方様、大西社長、八坂様、石橋総長、荒殿理事、園田理事
谷本理事、古田理事


午後には定例記者会見が行われ、本日の契約締結式の内容とその意義について、広く報道関係者に向けて発表されました。


ご寄附に至る背景および概要
八坂様は、宇宙業界における技術開発、教育、産業、環境保全など幅広い分野で60年以上に渡り尽力されてきました。1994年に九州大学工学部に着任し、小型衛星などの研究を推進するとともに学生の教育に携わり、九州大学を退職後、2005年に本学名誉教授の櫻井晃様、元ロケット開発者の舩越国弘様と共にQPS研究所(現:株式会社QPS研究所)を創業し、商用宇宙システムの開発と学生宇宙活動の支援を継続しました。

また、2005年に国際宇宙会議(IAC)福岡大会のメインオーガナイザーを務め、2008年には国際宇宙航行連盟(IAF)の副会長(技術活動担当)に選出。海外の先端企業と通信衛星の共同研究を主導し、ESA(欧州宇宙機関)のサービス衛星プロジェクトにも参画するなど、国際的に活躍されました。

こういった日本の宇宙開発及び後進の育成という長年の経験を通じ、八坂様は「我々世代の築いてきたものを未来を担う次世代に託したい」という思いを抱かれ、その志のもと、このたび自身が保有する株式会社QPS研究所の株式を寄附されることを決断されました。

「水平線のかなたにまだ誰も見たことがない世界がある」
― 八坂哲雄様(株式会社QPS研究所ファウンダー、九州大学名誉教授) ―
※令和7年度 九州大学春季入学式での式辞より

このご寄附には、「次世代の宇宙技術者たちが未来を切り拓き、より良い社会を実現してほしい」という八坂様の深い願いが込められており、また、「できる限り長期の支援を実施してほしい」というご意向を受け、九州大学では、寄附金を株式として運用し、その配当金を通じて、教育・研究活動および環境整備に長期的かつ継続的に活用してまいります。

改めて八坂様のご支援に深く感謝し、重ねて御礼申し上げます。

株式会社QPS研究所について
英語表記:Institute for Q-shu Pioneers of Space, Inc.
本社住所:福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル6階
代表者:代表取締役社長 CEO 大西俊輔
創業:2005年6月
主な事業:世界トップレベルの高精細小型レーダー衛星「QPS-SAR」等の開発・製造・運用。
QPS-SARから得られる高分解能・高画質なSAR画像の販売。ほぼ世界中の特定地域における準リアルタイムデータ提供サービスを目指す。
URL:https://i-qps.net/