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九州大学総合臨床心理センターこころとからだの発達・心理支援推進プロジェクトの創設とご支援のお願い
2026.02.24
九州大学総合臨床心理センター
こころとからだの発達・心理支援推進プロジェクトの創設とご支援のお願い

◼趣旨
1.はじめに
九州大学大学院人間環境学府附属総合臨床心理センター(以下「心理センター」)は、地域に開かれた臨床心理相談機関として、子どもから成人・高齢者までを対象に、心理相談・発達相談・生涯発達支援を行ってきました。同時に、本心理センターは、公認心理師・臨床心理士を養成する教育研修機関として、実践・教育・研究を一体的に担う役割を果たしています。
本プロジェクトは、こうした心理センターの相談機関、教育・研究機関としての蓄積を基盤として、①心理・発達アセスメント、②発達支援(グループセラピー)、③臨床動作法・心理リハビリテイションを有機的に組み合わせ、地域の子どもと家族、成人・高齢者の「こころとからだの健康(ヘルスプロモーション)」を総合的に支えることを目的とするものです。
2.背景と社会的課題
近年、発達が気になる子どもやその保護者が、適切な支援を受けるために必要な心理アセスメントを受けられる場が地域に十分に確保されていないことが、全国的な課題となっています。診断の有無にかかわらず、子どもの発達的側面における個別的な特性や対人関係上の困難さを丁寧に理解し、その後の支援や学び、生活につなげていくためには、専門的かつ多面的な心理アセスメントの機会が不可欠です。
また、神経発達症(発達障害)の特性や発達上の課題をもつ子どもにとっては、安全・安心が守られた環境の中で、他者と関わり、試行錯誤しながら経験を積むこと自体が発達を支える重要な要素となります。しかし、そのような集団的・体験的な支援の場は限られており、継続的に参加できる機会は十分とは言えません。
さらに、心理支援は言語的なやり取りだけで完結するものではなく、身体感覚や動作、リズムといった非言語的な体験を通して、自己調整感や安心感を回復・促進する支援も重要です。心理センターは、その歴史の中で臨床動作法を基盤とした心理リハビリテイションを発展させてきましたが、これらを地域支援として安定的に提供するための体制整備が求められています。
3.プロジェクトの3つの柱

(1)心理・発達アセスメントの提供
心理センターでは、子ども発達相談部門および生涯発達支援部門において発達に関するアセスメントを、心理教育相談部門において対人関係や性格、心理的特徴に関するアセスメントを実施しています。本プロジェクトでは、これらの機能を活かし、
・神経発達症(発達障害)に関する特性や学習・注意・行動面に関する多面的な心理アセスメント
・対人関係や情緒、自己理解に関する心理学的評価
・評価結果を丁寧にフィードバックし、支援方針や地域資源につなげる支援
を体系的に提供します。心理アセスメントを単なる評価にとどめず、本人や保護者が自らの特性を理解し、主体的に支援を活用していくための基盤づくりとして位置づけます。
(2)発達支援(集団療法)の提供
心理センターでは、神経発達症(発達障害)の診断やその傾向を持つ子どもたちを対象とした集団心理療法「もくもくグループ」を長年にわたり実施してきました。このグループでは、大学院生を中心としたセンター相談員が子どもたちにとって安心できるグループ活動を提供し、同年代の他児と実際に関わりながら、自己を表現し受け入れられる経験、関心を持って他者と協力し自分の行動を調整していくといった経験を積み重ねていきます。また、同時に保護者への支援も並行して行い、子どもの理解を深め対応を考えると共に、保護者自身も他の保護者との繋がりを実感し、受け入れられる経験をする場となっています。
本プロジェクトでは、この「もくもくグループ」を中核的な実践として位置づけ、
・コミュニケーションや自己表現を促す子ども向けのグループセラピーのプログラムの開発と評価方法の検討
・親の会活動を中心とした家族支援プログラムの開発
・個別面接や心理アセスメントとの連動
を通して、子どもの発達と保護者の理解・安心の双方を支える発達支援を展開します。
(3) 心理リハビリテイションによる障害者と高齢者の健康支援プログラムの開発
心理リハビリテイション(臨床動作法)は、身体動作や身体感覚に注目して、心と身体の調整、生き生きとした生き方の支援、豊かな人間関係の回復や形成を支援する方法です。九州大学総合臨床心理センターを拠点として、地域行政や諸団体と連携して、心理リハビリテイションを活用した障害者と高齢者の心と身体の健康支援を行います。心理リハビリテイションは身体機能の改善だけでなく、生き生きとした感情や主体性を高めていくことが可能です。心理リハビリテイションの中核となるアプローチは臨床動作法と集団療法になります。本プロジェクトでは、集団療法に「ボディパーカッション」を取り入れて、身体動作を通して個人内の心と身体をつなぎ、さらにリズム運動を通して、個人と個人をつなぐ支援を行います。
本プロジェクトは以下の3 点を重点的に取り組みます。
・肢体不自由や重度重複障害の子どもと大人の生涯発達支援・健康支援を行える心理リハビリテイション・セラピストの養成と地域支援を行います。
・リズム運動「ボディパーカッション」を取り入れた集団療法を開発し、地域コミュニティや特別支援学校等での実践研究を行います。
・行政機関や関連施設と連携し、心理リハビリテイションを用いた九州大学周辺地に在住する高齢者の健康支援プログラムを開発し、実践します。
4.実施体制と教育的意義
本プロジェクトは、心理センター教員および公認心理師や臨床心理士といった資格を持つ臨床心理専門職の指導・スーパーヴィジョンのもと、大学院生が実践に参画する体制で実施されます。これにより、地域支援を充実させると同時に、次世代の心理専門職が、アセスメント、集団支援、身体志向の支援を統合的に学ぶ教育的機会ともなります。
5.寄附金の使途(例)
本プロジェクトに対する寄附金は、以下の目的に限定して活用します。
・心理センターにおける支援実践に必要な物品・環境整備
・心理・発達アセスメント実施体制の整備(検査用具・教材・環境整備等)
・グループセラピー(もくもくグループ等)に必要な遊具・物品や記録システムの整備
・臨床動作法・心理リハビリテイションに必要な物品・環境整備
・教育研修・スーパーヴィジョン体制の充実
・地域への情報発信・連携促進

6.おわりに
九州大学大学院人間環境学府附属総合臨床心理センターは、長年にわたり地域に根ざした心理支援と専門職養成を行ってきました。本プロジェクトは、その強みを活かし、心理・発達アセスメント、発達支援、心理リハビリテイションを一体的に推進することで、地域の多様なニーズに応える取り組みです。
本趣旨にご賛同いただき、未来を担う子どもたちと、その家族、そして地域社会の健やかな発達のために、温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
◼寄附の方法
①クレジットカード決済によるご寄附
こちらのクレジットカード・PayPay決済寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
ご寄附にあたっては「寄附目的」で 使途特定寄附の「九州大学総合臨床心理センターこころとからだの発達・心理支援推進プロジェクト」を選択してください。
②指定金融機関からのご寄附(指定金融機関はこちら)
本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。
ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「九州大学総合臨床心理センターこころとからだの発達・心理支援推進プロジェクト」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。
③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
「九州大学基金寄附申込書(個人用)・(法人用)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の種類」の欄で、「その他」を選択し、「九州大学総合臨床心理センターこころとからだの発達・心理支援推進プロジェクト」とご記入ください。
寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。
本プロジェクトへのご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。
詳細は、税制上の優遇措置(寄附金控除)をご覧ください。
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【寄附金の納付に関するお問合せ先】
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)
【本事業に関するお問合せ先】
九州大学人文社会科学系事務部総務課庶務第一係
TEL 092-802-6302
E-mail jbssyomu1@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)
こころとからだの発達・心理支援推進プロジェクトの創設とご支援のお願い

◼趣旨
1.はじめに
九州大学大学院人間環境学府附属総合臨床心理センター(以下「心理センター」)は、地域に開かれた臨床心理相談機関として、子どもから成人・高齢者までを対象に、心理相談・発達相談・生涯発達支援を行ってきました。同時に、本心理センターは、公認心理師・臨床心理士を養成する教育研修機関として、実践・教育・研究を一体的に担う役割を果たしています。
本プロジェクトは、こうした心理センターの相談機関、教育・研究機関としての蓄積を基盤として、①心理・発達アセスメント、②発達支援(グループセラピー)、③臨床動作法・心理リハビリテイションを有機的に組み合わせ、地域の子どもと家族、成人・高齢者の「こころとからだの健康(ヘルスプロモーション)」を総合的に支えることを目的とするものです。
2.背景と社会的課題
近年、発達が気になる子どもやその保護者が、適切な支援を受けるために必要な心理アセスメントを受けられる場が地域に十分に確保されていないことが、全国的な課題となっています。診断の有無にかかわらず、子どもの発達的側面における個別的な特性や対人関係上の困難さを丁寧に理解し、その後の支援や学び、生活につなげていくためには、専門的かつ多面的な心理アセスメントの機会が不可欠です。
また、神経発達症(発達障害)の特性や発達上の課題をもつ子どもにとっては、安全・安心が守られた環境の中で、他者と関わり、試行錯誤しながら経験を積むこと自体が発達を支える重要な要素となります。しかし、そのような集団的・体験的な支援の場は限られており、継続的に参加できる機会は十分とは言えません。
さらに、心理支援は言語的なやり取りだけで完結するものではなく、身体感覚や動作、リズムといった非言語的な体験を通して、自己調整感や安心感を回復・促進する支援も重要です。心理センターは、その歴史の中で臨床動作法を基盤とした心理リハビリテイションを発展させてきましたが、これらを地域支援として安定的に提供するための体制整備が求められています。
3.プロジェクトの3つの柱

(1)心理・発達アセスメントの提供
心理センターでは、子ども発達相談部門および生涯発達支援部門において発達に関するアセスメントを、心理教育相談部門において対人関係や性格、心理的特徴に関するアセスメントを実施しています。本プロジェクトでは、これらの機能を活かし、
・神経発達症(発達障害)に関する特性や学習・注意・行動面に関する多面的な心理アセスメント
・対人関係や情緒、自己理解に関する心理学的評価
・評価結果を丁寧にフィードバックし、支援方針や地域資源につなげる支援
を体系的に提供します。心理アセスメントを単なる評価にとどめず、本人や保護者が自らの特性を理解し、主体的に支援を活用していくための基盤づくりとして位置づけます。
(2)発達支援(集団療法)の提供
心理センターでは、神経発達症(発達障害)の診断やその傾向を持つ子どもたちを対象とした集団心理療法「もくもくグループ」を長年にわたり実施してきました。このグループでは、大学院生を中心としたセンター相談員が子どもたちにとって安心できるグループ活動を提供し、同年代の他児と実際に関わりながら、自己を表現し受け入れられる経験、関心を持って他者と協力し自分の行動を調整していくといった経験を積み重ねていきます。また、同時に保護者への支援も並行して行い、子どもの理解を深め対応を考えると共に、保護者自身も他の保護者との繋がりを実感し、受け入れられる経験をする場となっています。
本プロジェクトでは、この「もくもくグループ」を中核的な実践として位置づけ、
・コミュニケーションや自己表現を促す子ども向けのグループセラピーのプログラムの開発と評価方法の検討
・親の会活動を中心とした家族支援プログラムの開発
・個別面接や心理アセスメントとの連動
を通して、子どもの発達と保護者の理解・安心の双方を支える発達支援を展開します。
(3) 心理リハビリテイションによる障害者と高齢者の健康支援プログラムの開発
心理リハビリテイション(臨床動作法)は、身体動作や身体感覚に注目して、心と身体の調整、生き生きとした生き方の支援、豊かな人間関係の回復や形成を支援する方法です。九州大学総合臨床心理センターを拠点として、地域行政や諸団体と連携して、心理リハビリテイションを活用した障害者と高齢者の心と身体の健康支援を行います。心理リハビリテイションは身体機能の改善だけでなく、生き生きとした感情や主体性を高めていくことが可能です。心理リハビリテイションの中核となるアプローチは臨床動作法と集団療法になります。本プロジェクトでは、集団療法に「ボディパーカッション」を取り入れて、身体動作を通して個人内の心と身体をつなぎ、さらにリズム運動を通して、個人と個人をつなぐ支援を行います。
本プロジェクトは以下の3 点を重点的に取り組みます。
・肢体不自由や重度重複障害の子どもと大人の生涯発達支援・健康支援を行える心理リハビリテイション・セラピストの養成と地域支援を行います。
・リズム運動「ボディパーカッション」を取り入れた集団療法を開発し、地域コミュニティや特別支援学校等での実践研究を行います。
・行政機関や関連施設と連携し、心理リハビリテイションを用いた九州大学周辺地に在住する高齢者の健康支援プログラムを開発し、実践します。
4.実施体制と教育的意義
本プロジェクトは、心理センター教員および公認心理師や臨床心理士といった資格を持つ臨床心理専門職の指導・スーパーヴィジョンのもと、大学院生が実践に参画する体制で実施されます。これにより、地域支援を充実させると同時に、次世代の心理専門職が、アセスメント、集団支援、身体志向の支援を統合的に学ぶ教育的機会ともなります。
5.寄附金の使途(例)
本プロジェクトに対する寄附金は、以下の目的に限定して活用します。
・心理センターにおける支援実践に必要な物品・環境整備
・心理・発達アセスメント実施体制の整備(検査用具・教材・環境整備等)
・グループセラピー(もくもくグループ等)に必要な遊具・物品や記録システムの整備
・臨床動作法・心理リハビリテイションに必要な物品・環境整備
・教育研修・スーパーヴィジョン体制の充実
・地域への情報発信・連携促進

6.おわりに
九州大学大学院人間環境学府附属総合臨床心理センターは、長年にわたり地域に根ざした心理支援と専門職養成を行ってきました。本プロジェクトは、その強みを活かし、心理・発達アセスメント、発達支援、心理リハビリテイションを一体的に推進することで、地域の多様なニーズに応える取り組みです。
本趣旨にご賛同いただき、未来を担う子どもたちと、その家族、そして地域社会の健やかな発達のために、温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
◼寄附の方法
①クレジットカード決済によるご寄附
こちらのクレジットカード・PayPay決済寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
ご寄附にあたっては「寄附目的」で 使途特定寄附の「九州大学総合臨床心理センターこころとからだの発達・心理支援推進プロジェクト」を選択してください。
②指定金融機関からのご寄附(指定金融機関はこちら)
本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。
ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「九州大学総合臨床心理センターこころとからだの発達・心理支援推進プロジェクト」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。
③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
「九州大学基金寄附申込書(個人用)・(法人用)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の種類」の欄で、「その他」を選択し、「九州大学総合臨床心理センターこころとからだの発達・心理支援推進プロジェクト」とご記入ください。
寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。
本プロジェクトへのご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。
詳細は、税制上の優遇措置(寄附金控除)をご覧ください。
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【寄附金の納付に関するお問合せ先】
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)
【本事業に関するお問合せ先】
九州大学人文社会科学系事務部総務課庶務第一係
TEL 092-802-6302
E-mail jbssyomu1@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)