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(作成中)総合研究博物館 標本整備・保存・活用プロジェクト ―発見を生むコレクションを、次の100年へ―の創設とご支援のお願い
―発見を生むコレクションを、次の100年へ―の創設とご支援のお願い
九州大学は、2026年に創立115周年を迎え、約750万点という世界有数の学術標本資料を有しています。これらは、これまでの学問や大学の歩みを教えてくれるとともに、調査研究によって今後新たな知見や研究が生まれる可能性も秘めた、大変貴重なものです。その中でも九州大学総合研究博物館(以下、当館)は、約170万点の学術標本資料を有し、それらの保存・管理・研究・活用に基づき、展示や講演会、アウトリーチ活動など、多くの実績を残してきました。
当館が所在している箱崎キャンパス跡地は、いま再開発が行われており、新たなまちに生まれ変わろうとしています。そうした中、当館では、箱崎キャンパス跡地(箱崎サテライト)を拠点とした大学博物館活動の発展・拡充を目指し、2022年に使途特定寄附金「総合研究博物館箱崎サテライト拠点化事業」を立ち上げました。皆さまからの多大なご支援によりまして、まずは他の展示室などに先駆けて、2026年5月に常設展示室をリニューアルオープンする予定です。
本事業は、こうした前事業を発展的に継承するものです。大学博物館における研究・教育・展示活動をより一層発展・拡充していくためにも、当館所蔵の学術標本資料を適切に保存・管理し、次の100年へと確実につなぎ残していくことを本事業の目的としています。
展示の前に、標本を整える
博物館の展示は、適切に保存・管理された標本資料があってこそ成立します。標本資料を収納するケースや棚の更新や修繕、また標本資料自体の保存・修繕処理など、標本資料の保存・管理作業は決して目立つものではありません。しかし、その作業こそが大学博物館における研究・教育・展示活動すべての基盤です。
本事業では、九州大学総合研究博物館が収蔵する貴重な学術標本資料を、次の100年へと確実につなぎ残すために、以下の内容を進めていきます。
◆標本資料の長期保存に耐える収蔵環境の整備
◆研究・教育・展示に即応できる管理体制の強化
◆次世代へ確実につなぎ残すための保存基盤の構築
まずは、生物標本から…
本事業第1期では、数多くある収蔵品の中でも特に生物標本を対象として、保存・管理体制の整備を進めていきます。具体的な標本は以下の通りです。なお、第2期以降で化石・鉱物・植物標本や古人骨・考古学資料を対象とした事業にも取り組んでいく予定です。
●昆虫標本
九州大学は日本最大級の昆虫コレクションを有しており、その調査研究によって毎年10~20種以上の新種が発見され、タイプ標本として保存されています。一方で古い標本などは適切な保存・管理がなされておらず、標本箱の更新や棚の設置、標本作成作業などが急務となっています。
●貝類標本
貝類標本5万点の中には、絶滅した種の記録標本や、タカラガイやオキナエビス類など展示価値の高い資料が含まれています。しかし、昆虫標本と同様、収納ケースの更新や標本作成作業などが急務となっています。
●魚類標本
内田恵太郎コレクションを含む魚類標本には、1947年刊行『朝鮮魚類誌』の研究に用いられた歴史的資料や、絶滅した淡水魚などが含まれています。液浸標本の保存容器や収蔵環境の改善を行う必要があります。
●動物骨格・剥製標本
約100年前に医学部実習で用いられた骨格標本約250点を主な対象として破損部位の修繕や保存・整備を行うほか、ニホンアシカを含む剥製標本の適切な管理を進めます。標本化を待つ冷凍された鳥獣の保存・整備も重要な課題の一つです。
●植物標本
戦前に金平亮三によって調査されたミクロネシア等の歴史的標本から、近代の資料まで幅広い標本があり、体系的な配架による整備が求められています。
標本は、生物多様性の「証拠」であり「記憶」
生物標本は、その生物がいつ・どこに存在したのかを示す唯一の証拠であり、九州大学のみならず人類共通の財産です。また、当館の資料から毎年10種以上の新種が発表されており、これから生物多様性解明を行う上で、宝の山とも言えます。
本事業は、生物標本の保存・管理体制を整備することで、生物多様性の理解と保全を支える学術的・社会的基盤整備も目的としています。
標本・資料の保存・管理の大切さを伝える
標本資料を収納するケースや棚の更新や修繕、また標本資料自体の保存・修繕処理など…。どれも大切な活動なのですが、その具体的な内容は意外と知られていません。皆さんに標本資料の保存・管理作業の実践を見学してもらい、その大切さを少しでも知っていただく場を創出するため、収蔵室の一部を「収蔵展示室」として整備・公開します。
募集概要
■募集期間:2026年5月1日~2030年3月31日
■目 標 額:3,000万円
■募 集 額:個人1万円~/法人・団体10万円~(何口でも可)
謝意(本事業独自)
■寄附者全員
・博物館ニュースレターの送付
・学術標本をモチーフとしたオリジナルグッズの謹呈
■2万円以上のご寄附をいただいた方
・標本箱・標本収納ケースに「標本保存協力者」としてお名前を明示(貼付後に写真でお知らせします)
■5万円以上のご寄附をいただいた方
・博物館専任教員とまわる収蔵庫・バックヤードツアーなど各種イベントへのご招待
■10万円以上のご寄附をいただいた方
・常設展示室入口での銘板の設置・顕彰
■100万円以上のご寄附をいただいた方
・標本収納棚に「標本保存協力者」としてお名前を大きく明示(貼付後に写真でお知らせします)
企業・法人の皆さまへ
本事業は、生物多様性保全・学術研究支援・ESG/CSRへの具体的貢献としてご参加いただけます。顕彰方法についても柔軟に対応いたします。
こちらのクレジットカード・PayPay決済寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
ご寄附にあたっては「寄附目的」で 使途特定寄附の「総合研究博物館 標本整備・保存・活用プロジェクト ―発見を生むコレクションを、次の100年へ―」を選択してください。
②指定金融機関からのご寄附(指定金融機関はこちら)
本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。
ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「総合研究博物館 標本整備・保存・活用プロジェクト ―発見を生むコレクションを、次の100年へ―」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。
③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
「九州大学基金寄附申込書(個人用)・(法人用)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の種類」の欄で、「その他」を選択し、「総合研究博物館 標本整備・保存・活用プロジェクト ―発見を生むコレクションを、次の100年へ―」とご記入ください。
寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。
本プロジェクトへのご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。
詳細は、税制上の優遇措置(寄附金控除)をご覧ください。
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【寄附金の納付に関するお問合せ先】
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)
【本事業に関するお問合せ先】
九州大学理学部等事務部総務課総務係
TEL 092-802-4003
E-mail rixssoumu@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)