寄附の活用

プロジェクトの活動報告

2025(令和7)年度の活動報告

研究へのご支援

脂質膜の動的振る舞いと創薬応用の分子基盤解明プロジェクト


本プロジェクトの概念


令和7年度では、脂質リポソームを用いた以下の活動を行いました。

 (1)負電荷を有する荷電性リン脂質を含むリポソームの界面活性剤添加に対する崩壊応答を、顕微鏡観察、動的光散乱測定およびゼータ電位測定から検討し、脂質分子と界面活性剤分子との相互作用や脂質二重膜の構造変化を明らかにしました。
 (2)水溶液中に分散・浮遊する脂質リポソームを、直径10μm程度のマイクロピペット先端に吸引・固定する試みを行いました。

今後、マイクロピペット吸引システムを本格的に導入し、1個のベシクルを対象に、抗菌性物質の添加、紫外線照射等の外部刺激に対する応答の解明へ展開します。併せて、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)を利用したリポソームの融合・崩壊メカニズムの解明にも取り組みます。





陽イオン界面活性剤の添加によるリポソームの崩壊



マイクロピペットによるリポソームの固定