Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

山川賞を受賞して

2017.11.30

辻 尚道 【平成27年度受賞】

農学部 生物資源環境学科

山川賞を受賞して       
農学部生物資源環境学科3年 辻尚道
              (山川賞平成27年度受賞)  

ゾウムシとは、口吻が長くなった甲虫の一群で、植物の色々な部位を幼虫が食べるため、農業害虫が多く含まれるグループです。私は、分類学や生態学などの基礎的な研究から、一部のゾウムシの害虫化のメカニズムの解明や、環境指標生物としてゾウムシの有用性の模索などを行っていくことを目標としており、特に現在は枯木に集まるクチカクシゾウムシ亜科のゾウムシの分類学を中心に研究に取り組んでいます。  
分類学などの基礎的な研究は、サンプリングを中心とするフィールドワークや、そのグループに関する過去の論文の調査がとても重要で、その費用がとても大きくなりますが、山川賞の助成金により今までよりも遠征の活動範囲が広がり、文献などの必需品も揃えることができました。  
そのおかげで、今年度は台湾におけるファウナ調査や国内各地での研究活動に大いに打ち込むことができました。今は、日本産のクチカクシゾウムシの新種記載に取り組んでいる真っ最中です。

写真1:康寧大学(台湾)での様子(右が筆者)
写真2:日本甲虫学会での発表スライドの一部