Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

廃校の利活用に関する研究に取り組んで

2017.12.01

井上 陽南子 【平成26年度受賞】

21世紀プログラム

今年度は、所属しているゼミで応募した対馬市学術奨励研究に採択され、廃校の利活用に関する研究に取り組みました。この研究を通し、様々な経験を積み、深く、かつ、幅広い知識を身に着けることができました。
廃校舎を校区のシンボルとして活用するため、現地を訪れ、地域住民の方に町で声をかけてお話を聞かせていただいたり、廃校舎の改修にかかる法制度の調査では条文の読み方や理解の仕方を学んだり、最終的にはゼミ生全員で約190ページにわたる共同論文を執筆するなどを行いました。
人と向き合って交流する力から、読み手にわかりやすい文章を構成し、正しい形式にのっとって執筆する力まで、多岐にわたる能力を鍛えた1年間となりました。また廃校の利活用問題は、少子高齢化社会における先進的課題であるということができます。この1年間を通して、日本のみならず、今後同様の課題に直面するアジアも念頭に置きつつ、研究に取り組むことができました。  
人・物・情報・資本の移動がボーダーレスになるグローバル化の進展が一定の限界を見せている今、世界が抱える課題は、より地域や人々の生活に根差したものになっていると私は考えています。グローバル感覚を身に着けながらも、ローカルな課題にも敏感な人材になるべく、これからも努力してまいりたいと思います。

写真について
1枚目:旧南陽中学校の体育館において、校区の方々をお招きし、顔合わせのレクリエーションを行ったときの写真です。手前のひまわり柄のTシャツを着ているのが本人です。
2枚目:旧塩浦小学校の校区の方々をお招きし、地域の魅力や課題等を抽出するためのワークショップを行ったときの写真です。右側の黒いTシャツを着ているのが本人です。