Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

自分を成長させる交換留学

2017.12.13

張 榮

芸術工学府 修士2年

張 榮 (芸術工学府 修士2年)
留学先:カールスルーエ造形大学(ドイツ)

カールスルーエ造形大学の展示&舞台デザイン専攻で交換留学生として過ごした1年間は、私の人生でとても大切で有意義な時間であったと確実に言えます。
これまで学んできた韓国や日本での授業方式とは全く違うドイツでの会議式授業は、最初授業に参加した時には間違えることに怖がり自分の意見を筋道を立てて話すことが困難でした。しかし、参加するほどに自分の意見を自信をもって表現するのはとても重要で必要なことだと考えさせられました。
授業中、先生は全てのことを学生に教えるのではなく、授業の一員として参加しながら課題や意見を学生と合わせながら授業を行い、プロジェクトを進めていくという、学生が自分の意見を自由に話せる機会をより良く作るためのリーダーのような存在でした。講義室での授業以外にもヨーロッパで行われていた展示会を訪ね、現代展示の流れを把握することができました。アジアでは観覧することが難しかった新しい方式の展示デザインの方法も学び、経験・体験することができました。

留学生は母国以外から奨学金を獲得するのは難しいのですが、本支援を通して経済的にも助かりましたし、交換留学という大切な機会を提供してくださって本当に心から感謝致します。学生時代にできた新しい経験・体験は、特別な力を持ち、将来社会に出たときにより成長できるであろうと信じています。

(写真)ドイツの学校での授業の写真です。学生と先生はテーブルを囲んで、毎回会議式の授業を行います。そのため授業では自分の意見表現がとても重要なことになります。