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「ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(SENTAN-Q)事業基金」の創設とご支援のお願い
優れた志を持つ女性・若手教員に、さらなる活躍のチャンスを 女性教員の新規採用数は増加していっているのに、いまだ世界と比べ日本では准教授、教授といった上位職に占める女性・若手教員の割合が少ないのはどうしてでしょう。 この問題は女性・若手教員の採用を増やすだけでは解決しません。女性や若手教員に、挑戦し、世界に通用するスキルを身につける場を与え、上位職への登用を行う、さらに次世代の学生へとそのマインドを引き継ぐ、この育成システムが重要と考えました。 世界と伍して戦える真に実力のあるダイバーシティ・スーパーグローバル教員の育成、上位職への登用は九州大学だけではなく、日本全体の課題と考えます。 九州大学ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(SENTAN-Q)では、優れた研究業績を有する将来有望な本学女性ならびに若手教員約10名を毎年選出し、世界トップレベルの研究教育力を実践的に身につける機会を2年間徹底的に与え、世界と伍して戦える真に実力のあるダイバーシティ・スーパーグローバル教員として育成します。 研修生である女性・若手教員は、研修を通じて国際通用性のある研究教育スキルを身につけるとともに、将来上位職として必要とされる幅広い知識を習得します。 | |
教員の学びは、大学、地域社会、日本そして世界の未来のため
昨今、上記問題とあわせ、日本の研究力・競争力の低下が問題となっています。日本の将来を担うのは次世代の学生たち。その学生を教育しているのが今ここにいる大学教員です。日本の大学教員の質向上は学生の未来のために欠かせません。挑戦しない教員から学生は挑戦を学ぶことはできません。SENTAN-Qでは、「大学は何のためにあるのか」「教員として社会のために何ができるか」「多様性が尊重される未来社会をどう構築するのか」、そうした課題を世界トップ大学の選りすぐりの講師から教員が学んでいます。 SENTAN-Qは全部で6STEP。大学ガバナンスやダイバーシティ・インクルーシブ教育から留学生への実践的研究指導、8週間以上にわたる海外での実践的教育・研究指導と基金では一人約200万円、合計年間2千万円の支援をおこないます。 |
大学(University)の語源はUniverse...すべての知性が集まる場所です。大学にはありとあらゆる分野の専門家がいて、そこはまるで小宇宙のようです。SENTAN-Qでは、学生だけではなく教員も、文系理系の壁を越えてリカレントで最新の学問を学びます。課題は、例えばデータサイエンスやSDGs、指導してくれるのは同じ大学の教員の仲間です。分野を越えた議論が新たな創造を生んでいきます。
国際競争力の源は学生の力を最大限に引き出す指導力
SENTAN-Qでは、世界トップ大学の指導者は学生をどう指導するのか、それを実践で学びます。学生の自立心・やる気を引き出す指導法とは何か。言語の壁をどう越え、留学生を導くのか。SENTAN-Qの国際共同研究課題で、論文を書くのは研修生である教員ではなく留学生です。研修生である九大の女性・若手教員は、海外トップ研究者から研究指導の本質を学びます。学生は教師の鏡。ともに助け合い、力を出し合って2年で2報の国際共著論文を仕上げるという課題をこなします。これまで全員の研修生が世界の研究機関でこの難しい課題をクリアしています。
長期ビジョンで真に公平で開かれた大学環境を実現する
SENTAN-Qの女性・若手教員は、実力と人間的魅力に溢れる、九大を代表する優秀な研究者たちです。彼らが、研究分野、職位、年代、国籍、性別の垣根を越え、クラスメートそして先輩/後輩としてともに学び、将来大学や部局の運営に関っていくとしたら、そこでは真に公平な大学環境を実現することができると私たちは信じています。
SENTAN-Q研修を修了した研究者の声
大学院農学研究院
中村 真子 教授
研修期間 2020年1月~2021年12月(1期生)
2022年10月 准教授から教授へ昇任
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大学院人文科学研究院
太田 真理 准教授
研修期間 2020年8月~2022年9月(2期生:ライフイベントによる延長あり)
2022年12月 講師から准教授へ昇任
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研修生の専門分野:
宇宙工学、気候変動、中国外交、アートと社会、培養人工肉、食料経済学、バイオセンサー、数学産業応用、超分子化学、ドローン制御、有機半導体、予防歯学、VR・AR教材、植物生理学、言語脳科学、北極大気環境研究、都市環境、情報科学、メディアアート、新型リチウム電池、昆虫科学、サイバーセキュリティ、原子炉科学、場のデザイン、育児支援工学、レーザー工学、プラズマ農学、環境ホルモンなど
研究力と人間力で大学と社会を変えていく未来型人材が、今九州大学で確実に育っています。
事業内容
・STEP1 透明性の高い審査による研修生の選出
部局推薦の優秀な女性及び若手教員(男性は37歳以下)の中から、外部有識者を含む透明性の高い厳正な全学審査により、毎年約10名の研修生を選出します。審査員にはあらかじめ「無意識のバイアスチェックシート」を配布し、厳密で透明性の高い審査を実施します。採択する教員の男女比は原則として1:1、文理融合のクラス編成とします。 [大学自主経費]
・STEP2 大学ガバナンス、ダイバーシティ・インクルーシブ教育
世界トップ大学の副学長を講師として招聘し、大学のあるべき姿や社会におけるダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)の重要性を学びます。過去の講師例:シンガポール国立大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校、イリノイ大学副学長等。
[講師招聘経費:100 万円/年]
・STEP3 英語でのアクティブラーニング型教授法教育
世界トップ大学の専任講師から、学生に主体的・能動的に学んでもらうためのアクティブラーニング型教授法を英語で学びます。過去の講師例:カリフォルニア大学サンディエゴ校、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の授業担当専任講師。 [講師招聘経費:100 万円/年]
・STEP4 留学生への英語での実践的研究指導
研修生がPI(責任著者)として研究を主導し、海外メンターの指導のもと、留学生を第一著者として国際共著論文を1年の間に完成させます。 [研究費:50 万円 X 10名=500万円 ]
・STEP5 最新学問分野等のリカレント教育
学内教員を講師として、データサイエンス(AI・IoT)、SDGs関連科目など九州大学の研究教育における重要な科目についてリカレント教育を受けることで、学際分野設立や拠点形成、予算要求など、上位職登用後の活躍の可能性を広げます。 [大学自主経費]
・STEP6 最終試験:海外での実践的教育・研究指導
最終試験として、STEP2-STEP4を修了した研修生は、海外大学において、英語での専門科目の講義ならびに学生指導による国際共同研究を実践します。海外研修期間は、原則として8週間以上。研究指導では、STEP4と同様に、研修生がPI(責任著者)として研究を主導し、海外メンターの指導のもと、現地学生を第一著者として国際共著論文を完成させることを修了の要件とします。 [海外渡航旅費:100万円 X 10名=1000万円]
・両立支援関連経費
産休・育休時の研究活動支援、長期海外研修への家族の帯同経費など、これまで大学経費では支援が難しかった内容についても、基金を活用し男女が働きやすい職場環境を整備してまいります。 [両立支援経費等:300万円]
備考
・事業の詳細はSENTAN-Qホームページでご覧いただけます
https://sentan-q.kyushu-u.ac.jp/
・STEP1-STEP6のすべての課程を無事に修了した研修生は、総長からダイバーシティ・スーパーグローバル教員の「認定書」が与えられ、テニュアの付与あるいは1段階の内部昇任が実施されます。上位職となることで、さらに幅広い活動が期待されます。
目 的 :九州大学ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(SENTAN-Q)事業基金
募集期間:2026年7月31日まで(SENTAN-Q 6期生の研修修了予定日)
募 金 額 :法人団体:1口10万円、個人:1口1万円(複数口可)
目標額:2,000万円/年
謝 意(SENTAN-Q事業基金独自のもの):
SENTAN-Q関連イベントへの招待(キックオフ・ミーティング/修了認定式/成果報告会等)
SENTAN-Q HPならびに事業報告書へのご芳名/謝意の記載と事業報告書の進呈
寄附の方法:
①クレジットカード決済によるご寄附
こちらのクレジットカード決済専用寄附申込みページより手続きをお願いいたします。
ご寄附にあたっては「寄附目的」で使途特定寄附の「九州大学ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(SENTAN-Q)事業基金」を選択してください。
②指定金融機関からのご寄附(指定金融機関はこちら)
本学所定の振込用紙(払込取扱票)を使用し、ご寄附いただけます。振込手数料はかかりません。振込用紙(払込取扱票)をお送りしますので、こちらの払込用紙請求ページよりご連絡ください。ご寄附にあたっては「寄附目的」の欄で「使途特定寄附」を選択し、「九州大学ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(SENTAN-Q)事業基金」とご記入ください。
※2022年1月から、ゆうちょ銀行での現金振込の場合は、現金利用負担額が別途必要となります。
③指定金融機関以外の金融機関、ATM、インターネットバンキングからのご寄附
「九州大学基金寄附申込書(Excel様式)・(PDF様式)」を総務部同窓生・基金課へ送付いただいた後、本学の指定金融機関の口座へお振り込みをお願いいたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
ご寄附にあたっては、寄附申込書の「寄附の目的」の欄で、「その他」を選択し、「九州大学ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(SENTAN-Q)事業基金」とご記入ください。
なお、寄附申込書のご提出がない場合は、寄附者の確認が困難になり、領収書をお届けできないことがございます。
今回のご寄附は、所得税法上の寄附金控除の対象となります。
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【寄附金の納付に関するお問合せ先】
九州大学総務部同窓生・基金課基金係
TEL 092-802-2150
FAX 092-802-2149
E-mail k-kikin@○jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)
【本事業に関するお問合せ先】
九州大学人事部人事企画課職員係
TEL 092-802-2262
FAX 092-802-2239
E-mail syjdanjyo@〇jimu.kyushu-u.ac.jp(メールアドレスの中の○を消してください)