Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

奨学金の使途及び学修成果等について(H30受給-工学部4年)

2018.10.01

<学生氏名非公表>

工学部

 はじめに、この度は修学支援奨学金受給者として選考・決定していただきまことにありがとうございます。
 現在の学修状況ですが、まず、8月下旬に行われた九州大学大学院システム情報科学府の入学試験に無事合格することができました。このことによって学部を卒業した後、さらに2年間九州大学の修士課程で情報通信に関して研究が続けられることが決定しました。また、日々の学修ですが、前期までは大学院の試験勉強を行い、後期からは本格的に研究に着手していくことになります。私の研究専攻は工学の中でも情報通信に特化した内容であり大学内で多くの時間を必要とし、そのほとんどを「計算機を用いた実験・その結果を受けての論理的な考察」に費やすことになると思います。
 修学支援奨学金のおかげでアルバイト等に多大の時間を割くことなく、心身ともに健やかな状態で着実に日々の研究や学習に取り組むことができています。
 生活状況ですが、私は親元を離れ一人暮らしを行っており、また双子の弟がいるのですが2人とも大学に通っており家族内に大学生が3人いるという状況で授業料や教材費、生活費など多くのお金が必要となり苦しい状況です。また父は体調を壊し仕事を満足に行うことができず収入は徐々に減っている状況です。これらの状況も九州大学修学支援奨学金を受給できたことで家賃補助や生活費など多くの面で家計への負担を減らすことができています。
 おそらく、この奨学金を受給することができていなければ私は大学院への進学を断念したことと思います。しかし金銭面においてこのような支援があることで安心して学業に取り組むことができている学生が私の他にも沢山存在していることと思います。これらのことを当たり前のことと考えず、素晴らしい学習環境下で学ぶことができることに日々感謝しながら取り組んで実りある大学生活を歩んでいこうと思います。また、しっかりとした研究成果を出すことで九州大学、世の中にしっかりと還元していきたいです。