Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

九大主管の七大戦での「優勝」を目標に

2019.06.13

主務 鈴政 隆広

九州大学硬式野球部 【H30課外活動支援 採択】

 このたび、私たち硬式野球部は九州大学基金支援事業に採択いただき、移動式シェルターやトスフェンス、ボールキャリーをはじめとする物品を購入することができました。この場をお借りし、九州大学基金関係者の皆様へ厚く御礼申し上げます。
 昨年の伊都キャンパス完全移転に伴い、硬式野球部の練習拠点は約60年間使用した貝塚野球場から、伊都野球場へ完全に切り替わりました。移転当初は、貝塚野球場と比較すると、例えばベンチ以外に屋根のある施設がない、打撃練習の設備が劣っている等、練習環境としては不十分でした。しかしながら、このたび購入することができました移動式シェルターのおかげで、真夏の炎天下時の部員の休憩場所、練習試合時の審判員や保護者の方々等、外部から来られた方の待機場所を確保することができ、野球場としての安全性が向上いたしました。またトスフェンス・ボールキャリー・集球ネットが多数導入され、打撃練習の効率性が大幅に上がったとともに、ピッチングマシン使用時の保護ネットも購入することができ、練習補助者の安全確保がより容易になりました。
 平成30年度の活動実績は、九州六大学野球リーグ戦では、春季10戦10敗、七大戦では5位と満足のいくものではございませんでした。しかし、練習設備の改善後に行われた秋季のリーグ戦では10戦2勝ではありましたが、打撃部門、ベストナイン、敢闘賞の表彰を受け、リーグを代表するまでに成長した選手を複数名輩出することができました。
 しかし、全てが打撃強化のおかげだとは考えていません。この1年で新入生も例年に増して入部し、個性的なメンバーが増えたことで、チーム全体の意識が格段に上がったことも要因ではないかと考えております。特にそれを感じたのは、個人が普段考えていることを共有する空気感ができたことです。今までの自分さえ良ければという雰囲気から、意見共有を積極的に行う雰囲気ができたことで新しい考えや解決法が生み出されやすくなったのではと感じます。それらを実践、体現するためには練習環境の改善、充足は必須です。このたびの九大基金支援事業によりそれが成されたことが大きく結果を引き出すものになり、また今後の成長にも大きく寄与するものとなると確信しております。
 今後の目標は、約50年間遠ざかっているリーグ戦優勝・全国大会出場、そして令和元年度に開催される九大主管の七大戦での優勝です。
 このたびのご支援により、充実した伊都野球場の練習環境の下、目標を達成できるよう部員一同より一層練習に励んでいく所存でございます。硬式野球部及び伊都野球場は、まだまだ成長途中の段階ではございますが、確実に進歩している段階です。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。