Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

「七大戦優勝」という目標を達成できるように

2019.06.13

代表 樋口 直美

九州大学女子バスケットボール部 【H30課外活動支援 採択】

 このたび、九州大学基金支援助成により、チームのユニフォームを新調させていただきました。皆様の多大なご支援に、部員一同心より感謝申し上げます。
 私たち女子バスケットボール部は、現在プレイヤー8人、マネージャー2人で活動しております。また、昨年夏より新たに外部コーチに来ていただいております。人数は少ないですが、その分個々の能力をチームメイトが互いに理解し、それぞれの、またチームの課題に向き合った練習メニューに日々取り組んでおります。
 さて、バスケットボール競技では最近、頻繁にルールの改正が行われています。それに伴い制定された新ルールの一つに、「ユニフォームのパンツの裾は膝より上まででなければならない。」というものがあります。これにより、従来許されていた、膝頭にかかってしまう長さのパンツが、公式大会のユニフォームとしては認められなくなってしまったのです。
 当部では、代々同じユニフォームを引き継いで使用していましたが、そのユニフォームのパンツが膝下丈であったため、新ルールの基準を満たす新たなユニフォームが必要となりました。また長年の使用により、淡色ユニフォームでは黄ばみが目立ち、プリントが剥がれかかっている箇所もありました。しかし、ユニフォームを全番号分揃えるとなると多額の費用が必要なため、部費では到底まかないきれません。しばらくの間は、公式戦では従来のユニフォームを着用し、膝丈につきましては、ウエスト部分を折り曲げることで応急的に対応しておりましたが、それも限界があり、審判に注意されることもしばしばありました。
 今回のご支援のおかげで、この問題を解決することができました。新たなルールに準じた膝上丈のユニフォームに新調していただいたおかげで、審判に注意されることも無くなり、試合に集中できます。また、新ユニフォームには、番号やラインの印刷に「昇華プリント」が使用されております。昇華プリントとは、高温によって気化させたインクを生地の繊維に浸透させる印刷の手法で、耐摩擦性や耐水性に優れております。また、従来の圧着式のプリントのように、剥がれやひび割れが生じる心配が無いため、長く使用することができます。プレイヤーからも、素材が軽くて動きやすく、圧着式のような異素材による違和感が無くなり着心地が良いと評判が高いです。
 それだけでなく、以前のユニフォームより枚数が増え、より多くの人数をベンチ登録できるようになりました。旧ユニフォームは、予算の関係によりベンチ登録が可能な人数よりも少ない枚数しか購入できておりませんでした。そのため、新入生が多数入部してくれた年には、ベンチ入りできない部員が出てきてしまっていました。新ユニフォームを頂いてからは全員がベンチ入りすることができ、交代要員が増えたことで、試合で戦いやすくなりました。春からの新入生勧誘も積極的に行い、さらなる戦力アップを図りたいと考えております。
 ユニフォームは、試合会場にてチームを象徴するような大切なものです。整備いただいたものを大切に着用し、私たちが引退した後も、代々後輩たちに引き継いで参ります。
 さて、今年の七大戦は、7年に一度の、九州大学の主管のもとで行われる大会です。女子バスケットボール部では、毎年七大戦に重きを置いて日々の練習に取り組んでおりますが、今年は特に主管校として良い成績が残せるようチーム一丸となっていく所存でございます。支援していただいた皆様のご期待に応えることができるよう、また昨年夏に新チームになってからずっと目指しております「七大戦優勝」という目標を達成できるように、これからも練習に励んで参ります。今後とも、応援のほどよろしくお願いいたします。