Voices

支援を受けた研究者・学生等の声

支援により活動に対する取り組み方について考え直す機会をいただく

2019.06.14

主将 西川 直希

九州大学ハンドボール部 【H30課外活動支援 採択】

 このたびは、九州大学基金助成による課外活動支援に採択していただき、ありがとうございました。
 このたびのご支援を受けて、ハンドボール部は大会で着用するコートプレーヤー用のユニフォームを購入していただきました。ネイビーベースにホワイトのラインが入った非常にスタイリッシュなデザインと、速乾性に優れた生地で遠征先での洗濯にも非常に便利なものを支給していただきました。部員からも大変好評で、ありがたく着用させていただいております。
 新しいユニフォームを購入していただく以前に使用していたユニフォームは、背番号が剥げかけているものや、袖口の糸がほつれているものが混在していました。また、ハンドボールという競技の特性上、選手同士の接触の中でユニフォームが引っ張られる場面があるため、生地が伸びて、かなり傷んでいました。さらには、シャツとパンツがそろっておらず、パンツは部員の自前のものを使用していました。部員で資金を出し合って新しいものを購入しようかと考えていたところに課外活動支援係の担当者から九州大学基金支援助成募集のご連絡をいただき、ご支援をお願いさせていただきました。
 試合で着るユニフォームは、相手のものと同じ色のものや似ているデザインのものであってはいけないため、試合前に相手チームとの話し合いで決定しております。これまでの間、何度か着用する機会がございましたが、今となってはチームメイト全員が必ず新ユニフォームを希望するまでになりました。そして、新しいユニフォームは独自性に満ちたデザイン性を持つ一面を兼ねそろえており、相手と話し合う時に希望が通ることが多いです。私は、自分たちが着たいものを着てプレーができるということは、非常に大きな力があると考えております。
 試合において勝利を掴むためには精神的な部分が非常に重要となります。精神的な部分の少しの変化でいつもどおりのパフォーマンスが発揮できることもあれば、いつもはできていることができないということも起こり得ます。スポーツの試合において精神的な部分を向上させるものは様々ですが、私は、新しいユニフォームがそれらのうちの一つを担ってくれていると考えております。試合中の部員達の姿を見ていると以前に比べて部員それぞれの自身に対する責任感が強くなったように感じられます。やはり、これはユニフォームによるものではないでしょうか。私は、課外活動支援という形でいただいたということにより、ハンドボールという競技を通じで学校を代表して戦っているという自覚が強くなったと感じております。
 最後になりますが、このたびは課外活動支援をいただき、誠にありがとうございます。私たちは、課外活動支援係様から物質的な支援だけでなく、その支援を通して部活動に対する取り組み方について考え直す機会までいただくことができました。今回の支援を無駄にしないようハンドボール部員一同は、九州大学体育会のメンバーの一員としての誇りをもち続け、この先に行われる春季リーグ、七大戦、で結果を残せるよう今後も努力し、春には、この素晴らしいユニフォームに相応しいと言えるチーム作りをして参ります。今後も今回のような支援をお願いさせていただくこともございますが、変わらぬご支援を何卒どうぞよろしくお願いいたします。