Voices

寄附者の声

藤田 和子 様(1971年経済学部卒業)

2023.11.01


平成24(2012)年から2年間、九州大学の監事を務めました。監事に就任してから、国立大学法人の財政について身近に考えるようになり、国からの交付金や授業料だけでは、頑張っていこうとしている学生さんや、研究者の方々への支援には十分でないことが分かりました。それで、外部からの資金を頂くことの重要性を感じていました。

私自身が九大出身ですが、主人や弟、息子も九大出身と
九大には本当にお世話になりました。当時は、学生紛争の真っただ中で、当時の六本松教養部、箱崎キャンパスでもバリケード封鎖、授業がない等、今では考えられない状況でした。コロナの時期とある意味変わらなかったかもしれません。その間、公認会計士になるための勉強をし、サークルでは、春は花見、夏は合宿、キャンプ、山登りと、よく遊び良く学んだ学生生活でした。お陰様で、卒業した年に公認会計士の2次試験に合格し、無事公認会計士の道を歩き始めることができました。
九大に係わらせて頂いた以上、少しでもという気持ちで、寄附をさせて頂きました。個人の所得税の面でも、寄付金控除を受けられ、税金が少し軽減されるのも、ちょっぴりうれしいですね。


少額の寄附で、九大で学ばせて頂いたことの感謝が尽くせるものではありませんが、学生さんや現役の先生方との交流を通じて、たくさんの元気を頂けることが、何より、嬉しく感じられます。学生さんには、この大切な学生時代を大いに楽しんで頂きたいと思います。色々なことにチャレンジすることの楽しさを実感し、将来に生かして頂きたい。世界との競争なので、大変と思いますが、心から応援しています。