Voices

寄附者の声

九大グリーンクラブOB会 様

2023.12.18


九大グリーンクラブは1973(昭和48)年2月に「運動による健康の保持・増進」、「青年としての人間交流」「自然との接触を通じての自然保護」を3大基調として結成されました。クラブ発足当初は田島寮入居者を中心とした経済学部、法学部の有志7人でスタートしました。同時期、後輩5人も加わり、まずは大濠公園でのトレーニングによる体力づくりや山についての基礎知識の習得をベースとしてハイキングや福岡市近郊の登山、野外活動に乗り出しました。その後、部員数は大きく増加、活動も毎月の月例登山として福智山、宝満山、尺岳、古処山など多くの山に登りました。
さらには活動を広げ春夏合宿として英彦山、九重、阿蘇、霧島など登山だけでなく山の安全、気象などについて学習し、九大祭や学内諸行事にも積極的に参加しました。
それらの活動は後輩の皆さんに確実に引き継がれ、クラブの歴史として刻まれ、現在では部員数も100人を超える大所帯になっています。

一方、卒業生も福岡市、九州、関東などの地域拠点にて交流がなされ、有志による登山を活発に行っています。なお、コロナ下も途切れず松本登久司氏(1978年工学部卒)を中心に10数名による毎月のリモート交流会を継続してきました。そうした中、2023年はクラブ創設50周年に当たるため「九大グリーンクラブ創部50周年記念」として全国の同窓生13名が参加し5月に2泊3日で九大山の家に宿泊しての久住登山を実施しました。山田修司氏(1977年工学部卒)主導の「目指せ、久住山若き日を思い出せ」のスローガンのもと、学生の頃を懐かしむ大変有意義な登山が実現しました。その数か月前、現役学生諸氏が九大山の家で春の合宿登山をしていたと山の家の管理人さんから聞き、連綿と続いているグリーンクラブの活動に感慨深いものがありました。
11月の九大祭では模擬店(ラーメン糸島屋とドーナツ屋)と部室を同窓生有志で訪問し現役の学生と交流を深めました。年齢差も大きい彼らと共通の山の話等で盛り上がるのはいつも嬉しく楽しいものです。

この度、私どもの「クラブ創設50周年記念イベント」が無事終わったのを大きな節目として、種々話し合いの結果、母校九州大学の役に立てばと、また恩返しが出来れば最良ではないかと思い至り寄附をすることになりました。

最後に母校九州大学の更なる発展と九大グリーンクラブの未来への継続を願うとともに関係者の皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りします。

文責:重岡和年(1975年法学部卒)、中野光男、中原敏昭(1975年経済学部卒)